ニュースをどう探し、どう受け取っているのか

興味深い記事を見つけたので少しその内容に触れてみる。

あなたはニュースを能動的に求めていくタイプか、受動的にオススメされたものに目をしていくタイプか、はたまたその中間か.....どれだろうか。

私は結構「オススメ」を見てしまう。自分が好みのものばかりオススメされて視野が狭くなってしまいそうだなぁと思いつつも、興味が湧くオススメばかり出てくるのでどうしても見てしまう。あぁこれも面白いなぁ....みたいな。

私はおそらく「受動的」な方なのだと思う。1人暮らしでTVもないし、NHKアプリから流れてくる「ニュース速報」くらいしか目に止まらない。その分SNSで情報収集だ。流行りものはインスタグラムで。世を賑わすニュースはTwitterのハッシュタグで。有名人や著名人のニュースに対する見解や意見は、noteにももちろん溢れているし Twitterにはもっともっと溢れている。

溢れているからこそ、能動的に情報を取りに行く暇がないのかもしれない。流れてくる情報でもうお腹いっぱい。人の意見や価値観や見解に触れて、もうお腹いっぱい。

そんなに長いニュース記事を読みたいわけではなくて、世で話題になっているニュースをかじっておきたい.....くらいのレベルなのだ。

この記事の中で、妙に納得した部分がある。

情報感度が高いニュース受容者の中でも、年齢が高めの人々はストレート記事や解説、評論などを読んでおり、〈理解を深める〉という志向があるとまとめられる。その一方で、情報感度が高い若年層は〈周りの反応を知る〉という志向を持つという対比性が確認されるのだ。

自分がどう考えるのかというより、「多くの人はどう考えているのか」を知りたい気持ちがよく分かる。これってみんなはどうしているんだろう。多数派になっているのはどの意見なんだろう。

話題になっている記事を深掘って読むというよりかは、話題になっていることをまず知ろうとする。「最近人気の〇〇まとめ」、みたいな。



「おすすめ」は言い換えたら「共有」だよね。最近のSNSにはとにかく「共有のしやすさ」が求められているように感じる。いかに人にそれを進めやすいか。別のSNSのプラットフォームでそれについて意見を述べやすいか。
「良いものは1人でも多くの人に伝えたい」という思いが、人に「共有」ボタンを押させる。


現代が情報の取捨選択が難しいからこそ、生活者はそれを緩和したいというニーズを強く持っているのだと考えている。特に若者は精度が高ければ、おすすめに依存することへの抵抗感はないし....(略)

どの情報が自分にとって有益か分からない。情報量が多すぎて、どれを選びとったら良いか分からない。だからおすすめを見てみるし自分に合いそうなものから視野を広げていく。

良いような悪いような、、、。私はもう少し能動的になりたい。情報を取捨選択することが難しいとはいえ、その力を鍛えていくことはどうしたって必要だよね。

選ばれた「おすすめ」を見ることはすごく楽だけれど、就活生という肩書きを持つ人間であるということを自分で自覚するとするならば、「何に興味が湧くのか」、自分で能動的に探す必要だってあるような気がしている。



眠くてうまくまとまらなくなってきたのでこの辺で。