Letter_1 諦めてへんねん。 ちゃんとやってんねん。 …ほんまに? 春。高校に上がった。 志望校に中期で合格して、受験終わってから入学までは それはそれは早かった。 制服の採寸、先取りの勉強、親戚からのお祝い。 どれも胸が膨らむ行事、それらが終わって 息をつこうとする頃には始業式だった。 なかなかハードなのだ、高校生。 こんなスタートから速さを実感させられるなんて、と思った。それからはまた、時間に飲み込まれていく日々。 部活動、テスト(それも中間と期末で二回
久しぶりにnote書きました…。 書いた理由がずばり、これです! 美大を目指す2年半の記録 日記的に書こうと思っているのですが、将来私自身にとって過去からの手紙のように書いていきたいと思っています。連載名Letterはその思いをもとにつけました。 文章の書き方もまだまだ勉強中なのでこれを機会に学んでいけたらと思っています。 学校もあるので途切れ途切れの投稿となってしまいますが、温かい目で読んでほしいです。
少しずつ暗くて何も見えない空間にいた自分が意識を 取り戻し始める。 まだ目は開けていないが随分眠っていたのだと 体から感じる。 今は何時だ。 昨日の記憶と今日の始まりの狭間に今、私はいる。 私が鑑賞したのは細田守監督が手掛ける 「時をかける少女」だ。 主人公の紺野真琴は、友達の功介と千昭と毎日を過ごしていた。平凡で楽しい毎日を過ごしていたある日のこと、真琴はある出来事をきっかけにタイムリープ(時を、肉体はそのままで記憶だけが入れ替わる現象が起こる)ができるようになる。しか
春が舞う。 4月。 私は今日という日になにを残すことができるだろう。 友達と会えなくなる寂しさだろうか。 もう、着なくなる制服だろうか。 誰かに抱いた愛だろうか。 誰かにいつか抱いた憎しみだろうか。 今思えば私が大好きになった人はどこかで自分がすごくなりたかったものなんだと気づく。 あの人を好きになったのは、いつもまじめでひたむきで腰の低い人だったからだった。 あの人とずっと一緒にいたいと思ったのは、自分の好きなことをまるで自身と向き合うように打ち込んでいたからだっ
今のこの時期。春休みもそろそろ終わって新学期!という段階になると、いつも"わたし"を探ってる気がします。 芝居、美術、文章、音楽。 たくさんあるけど、どれも大好きな"わたしのもの"。 はじめはただの憧れからはじまったものがこんなにも今は自分の一部になっていることにびっくりする。 だけど、やっぱりこれだけ好きなものがあると、 "結局、私が好きなものってなんなの" "目指すものはなんなの" と、中の自分がグルグルしだして、わからなくなる。中の自分にとらわれてわたしを見失うし