見出し画像

浮腫(むくみ)ってなに?

今日はむくみについて話します。
しかし、今日はどうやったら浮腫みがよくなるのか、解消できるのかという方法論ではありません!もう、そんな方法論を学ぶのはいったんお終いにしましょう!もっとも大切なのはなんでその病気になるかということです。方法論を学ぶだけでは、効果がなかった時、「個人差ありますから」と投げ出されます。もちろん、プロの指導の下個別の治療プログラムを組んでもらうなら話は別です。ただし、大衆向けに話す改善方法では効果が出ないことがあります。なのでここではそもそも、なんで浮腫むのというところを話します。なんでネットやテレビで根本的なところを話さないかというと方法論を話す方が儲かるのと、単純に難しいからです。専門用語をバンバン使って話していいなら簡単なのですが、一般の言葉に直す、これが難しいので今日は分かりやすさに重点を置いて話しますのでどうか、最後までお付き合いください。

まず、浮腫みですが、医療用語で浮腫といいます。まあ読み方の違いですけど。なのでここでは浮腫で統一させてください。
「浮腫とは組織に体液が過剰になった状態。多くの場合、浮腫は細胞外液区分に生じるが、細胞内液を含む場合もある」です!はい、もうね。改めてこの文を一般用語に直そうと思った時に地獄でした。
 用語の説明です。
※細胞内液;細胞膜の中の液体、体重の約40%の重さ。
※細胞外液;間質液や血漿(血液)のこと体重の20%の重さ。
※間質液;組織液ともいう。細胞と血管などの間にあるもの
はいこんな感じです。場所によって名前が違うのと中の成分がちがうのでうすがここでは、まあ、場所によって名前が違うというところだけで大丈夫です
要するに、普段よりも水がたまると浮腫になるということです。これだとイメージしやすいというか知ってる方も多いと思います。浮腫というのは水がたまった状態なのでブヨブヨしてたりぱんぱんに腫れていたしします。簡単な判断の仕方で指で押して跡が残ってしばらく戻らなかったりするみたいなやり方がありますね。

さて、もうここまでで浮腫には細胞内にたまるものと細胞外にたまるものがあるということです。もう本当に細胞内とか細胞外とかっていう言葉を聞くだけで拒否反応を起こす人もいると思うのでざっくりとしたイメージとして細胞内は体の内側、細胞外は外から見えやすいところみないなので構いません。厳密に言えば大きく違うのですがここでは細胞内外の話をしたいのではありませんので軽く流してくださいね。これから話を進める中で単語として出てくるので先に説明しただけですから気にしないでくださいね


そして、この先話のなかで鍵になるのがナトリウムとタンパク質は水と結合しやすいということです。ああ、そんな嫌な顔しないでください!別にここでなんで水とナトリウム要するに塩ですね。その塩と水、タンパク質と水がくっつきやすいかを覚えてもらうつもりはないです。ここではその二つは水とくっつくんだよーとだけ覚えてもらえれば大丈夫です!


それで一つ目の細胞内浮腫です。こっちは細胞外に比べてなる可能性は低いです。なので本当にざっくりとですけど
血液は体に酸素や栄養を細胞に運びますよね。仮にその血液がうまく酸素や栄養を運べなくなって正常な働きができなくなったとします。そうなると本来、異常がない時は、細胞内にはナトリウムが多くてそのナトリウムを細胞の外に出したり戻ったりしているんですけど血液が酸素や栄養を運べなくなるとナトリウムの出入りができなくなります。
つまり、細胞内にナトリウムがたまったままになるのです。ここで、さっき話しましたね、ナトリウムは水とくっつきやすい、なので水は細胞内にたまるということです。
血液が少なくなるという仮定の話なので最初に言った可能性が低いというのはこういうことですね。
ここまでで相当なんか小難しい話をしていることに気が付きました?めちゃくちゃ難しいですよ、でもぜひ知ってほしいのです!

細胞外浮腫です。細胞外液スペース、間質液のところですね。そこに過剰に体液がたまった状態です。
大きな要因は二つで、血漿、つまり血液が間質スペースに異常に漏れ出すことと、リンパ液によって体液を間質スペースから血液に戻せないことの二つです。
ついに出ましたね、リンパ。浮腫といえばリンパですよね。なんか関連でよく言われますよ、もう浮腫を語るうえでリンパは避けて通れないところです。リンパとは浮腫に関連する作用だけいうと余剰のタンパク質や過剰な体液を組織間隙から循環系に戻す、要するに余ったタンパク質と体液を間質スペースから体の中に戻すことができます。
いまいちリンパにピント来ていないかもしれませんね。リンパは血管と同じように全身にあり、血管は血液を全身に回して酸素や栄養を運びますよね。リンパは間質スペースに余った魔物を運んで再利用するものですね。なんか、リサイクル車のような感じですかね

原因に戻りますね。大きくはさっき話した二つなんですけどより具体的にどんなのがあると、もうここまで出てきたものに答えがありますよね、体の中に塩分が多いと体に水が溜まりますよね、あとはタンパク質ですけどタンパク質は血漿(血液)からなくなると浮腫になります。
ここで塩は体にあると浮腫むのにタンパク質は違うの?と思うかもしてません。
役割というか立場が違うのです、腎臓でそういう栄養を尿として出すか出さないか調節してるんですけど、塩は体の外に出す量が少なかったら体にたまって水の量も増えるから浮腫みます。タンパク質は尿にたくさん出ると血液の中にタンパク質がなくなって間質スペースの水を血管に引き寄せれなくなります。となると間質スペースにたまったままになるんですよね

他にもいろんなことでなります、リンパ管が詰まるともちろん、浮腫になりますし、火傷でもなります。火傷はタンパク質が皮膚の外にでますから、 結局タンパク質が尿にたくさん出るのと同じですね。
あとはずっと同じ姿勢をとっていて血の巡りやリンパのめぐりが悪い時とかですね
本当にいろんなことでなるんです、でも大まかに知ってほしいのは今日説明した範囲です!
いや、もうね、すごい難しかったですよね。でもこれを知ってるか知ってないかって全然違うんですよ、医療なんて皆さん知識ないですよね、だから平気で騙されてることあるんですよ、気が付いてないだけでなのでぜひここで少しでも身になればと思います。
では今日ここまで

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?