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【amazonプライム】感情の揺さぶりは見たときの状態に左右されるのか。 「埋もれる」は「ゆれる」がこの世になかったらもっと面白いと思った。

『埋もれる』(うもれる)をみました。
amazonの評価が高ければ何でも合うわけではないと思ってしまった。面白かったけど人にすすめまではできなかったです。テレビドラマと思ったら面白いのかな?

大手食品会社に勤めていた北見透(桐谷健太)は、人一倍強い正義感から産地偽装の内部告発を行う。それにより職場仲間が退職に追いやられ、相談もなかった妻には愛想をつかされ離婚。子供とも離れて暮らすことになる。
自身も退職に追い込まれ故郷に戻り市役所の非常勤として働き始めたが、
市長(大友康平)を中心に役所内にも癒着や不正が横行しており同じく気持ちが動き始める。

北見は正義感が強いばかりに同じ過ちを起こしてしまいそうになるのを悩みながら気持ちの整理をしていく様子が描かれています。周囲に相談せず突っ走ってしまうほどの正義感、隠したいことや気持ちは誰しにもありそれを暴くことがすべての幸せを生むのか。それは本当に隠されているのか。

映画の世界でも(ほぼみせているけど)正解を見せない。骨を折るように感情を「ゴキッ」といわせる作品だと思ったが、「ゆれる」の

「お兄ちゃん!」

という最後の言葉、笑顔、兄弟愛がゆれる最後のシーンを逆に思い出してしまい、あっちのほうが間違いなく感情の骨を折らたなあとおもってしまった。
「ゆれる」は日本映画でも指折りの面白さだと思うので比べちゃうのもどうかと思いますが、、、、

今回もいろいろなものが「埋もれる」。しかし最後のシーンは物理的なものではなくもう少しドロッとしたものが埋もれていく描写にしてほしかったなと思いました。

でもでもでも国仲さんを見るだけでもいい作品ですよ!最高ですよ「埋もれる」の国仲涼子さん!!


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