梅の花 定番以外 見つからず 視線の先は モノづくりの技
梅の花を求めながらいつも疑問に思うことは、毎年新たな梅の花を探していることだ。定番のスポットに行けば多くの梅が見られることは知っている。実際に市内にある植物園では、梅の木の前にこたつまで用意されているのだ。だが、定番ばかり探していてもつまらないと思い、誰も気づかない梅の花を求めて歩いている。
「だめだ、見つからない」どうも今年は新しい梅のスポットは見つけられそうにもない。ネットが発達した時代だ。少しでも梅の花の美しいスポットがあると思えば、だれかがSNSで紹介する。昨年までは良くそれで確かめて見に行くのたが、一度自分で新発見をしようと探し回ってみた。だが不発に終わったようで、気が付けば太陽が西方向に、オレンジの光を発し始めている。
「うん?」ある建物の前で立ち止まっていた。夕日の光を避けるように眼を動かしたところ、ちょうど小さな工場が視線に入る。そこでは見学会のようなことをしていた。もう梅の花を探すのに疲れていたから、見学会のほうに足を運んだ。
素晴らしいモノづくりの技術を見た気がした。オリジナル機械で素早くボールを洗浄、乾燥する機械は需要が相当あるらしい。ボールだけでなくメダルや賽銭まで洗う機械まであった。結局新しい梅の花には逢えなかった。その代わり珍しいものを見たと満足して家に帰る。
梅の花 定番以外 見つからず 視線の先は モノづくりの技
(うめのはな ていばんいがい みつからず しせんのさきは ものづくりのぎ)
今日は、こちら小牧幸助さんのシロクマ文芸部という企画に参加しました。
今日の記事「河内長野のオリジナル洗浄機械」を参考にしました。
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