寒さをこらえながら冬の夜に自動販売機まできてジュースを買おうと歩いてきた。金額を見ると５００円と書いてある。ジュースにしては高い金額だ。

最近はやりの冷凍食品が入っているのかもしれないのだろうと思って、あらためてジュースのほうを見たが、「土産」と書いてある言葉が気になった。

「お土産とは気になる」と思い、財布を見たらちょうど５００円玉があったので、面白半分に買ってみる。するとガチャが出てきた。「自動販売機のがガチャ」かと思って、それをポケットに入れ、改めてジュースを買う。

家に帰ってジュースを飲んだが、ふとポケットに違和感があることに気づき、ガチャを買ったことに気づく。「開けてみよう」と開けたら、フィギュアが出てきた。「普段買わないものを買ってしまった」と、しばらく固まったあと、ふと短歌を口ずさむ。

冬の夜　思わず見つけ　土産の字　買った後から　固まる時間　　
（ふゆのよる　おもわずみつけ　みやげのじ　かったあとから　かたまるじかん）

今日の記事「富田林の寺内町の自動販売機に見つけた大阪土産」を参考にしました。

#短歌
#今日の短歌
#小説
#散歩日記
#自動販売機
#フィギュア
#じないまち交流館
#寺内町
#富田林
#南河内
#奥河内