読む時間が欲しいと、スマホのスケジュール帳を見ながら唸っていた。完全に予定が詰まるだけでなく、そのあとからその予定をも覆そうと別の予定が次々と入り込もうとしている。完全なる異常事態だ。もちろんこれはここ3・4年あった自粛モードから解放されたという影響が大きいが、それとは別に新しいものも次々と誕生している。
「もう、限界だ。公園のようなところで静かに読書がしたい。本を読みながら、本の中の文学の異世界に身を寄せたい」体以上に精神が悲鳴を上げている。

ここで、SNSから流れてきたイベントがある。「またか、もう勘弁してくれよ」と思いつつ気になるから覗いてみると、「公園でこんなことができるなんてDay」と書いてあり、「だれでもPARK PICNIK」書いてあった。
「ほう、これなら公園でのんびり読書ができる」さっそくスケジュールを確認すると秋分の日は奇跡的に空いていた。
「これは行こう、家にいたらまたストレスになる」そう思って予定に記入した。

ここで短歌を口ずさんでみた。　

読む時間　スケジュールを　眺めつつ　できる日探す　公園の秋
（よむじかん　すけじゅーるを　ながめつつ　できるひさがす　こうえんのあき）

今日は、こちら小牧幸助さんのシロクマ文芸部という企画に参加しました。

こちらの本日の記事、秋分の日に公園で何ができる！∞コンルームさんの名イベント金剛中央公園で前回の様子をご紹介をモチーフに創作しています。

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