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坂道を 登り切ったら 冬空が 眺め考え 坂の由来を

「この坂に由来はあるかな?」友達が意外なことを言ってきた。坂道に由来なんて考えたことがない。

住んでいる町が山に近いためあちらこちらに坂道はある。けど坂道は坂道だし、そんなのにいちいち名前なんてついていないと思った。

「じゃあ何で橋には全部名前がついているんだ」確かにそうだ。どんな小さな橋でも橋の名前がついている気がした。そんなこと言われると坂に名前や由来があっても不思議ではない。

「登ってみよう」友達はそう言って坂を上っていく、「おい、待てよ」とついていった。友達はあっという間に坂を上りきると坂の上から眺める。
「やっぱり坂の上は眺めがよい」ようやく追いついて坂の上に到着した。

坂の上は開けているのか冬空が下にいるときよりも大きく見える。「眺望の坂というのでもいいかもな」と友達がひとこと。「そんなことを言ったら全部そうだろう」と思いながら今度は下のほうを見てみた。

「そうだ、眺望が良いところで」と友達が言い終わると、ここで短歌を詠みだした。

坂道を 登り切ったら 冬空が 眺め考え 坂の由来を
(さかみちを のぼりきったら ながめかんがえ さかのゆらいを)

こちらの本日の記事、「河内長野にある由来不明の岡田寺の坂」という内容を参考にしました。

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