『親とうまくいかないことは、絶望に値するのか』
こんにちは、篠原みなもです。
前回、『負の連鎖を断ち切る』をテーマに初めて記事を書いたところ、
たくさんのコメントやメッセージをいただきました。
↓
前回記事
私がかあちゃんだ。異論は認める。｜篠原みなも｜note（ノート）
『昔の自分が癒されました』とか、
『姉に読ませたいです』とか、
『めっちゃ共感した』とかとか。
そんなコメントを頂いて感動したのは私の方です。
母親のこと、
もうすっかり乗り越えたとはいえ、
文章にするとやはり心が痛む。
事実を言葉にすることは、悪口ではないんだけどなあ。
大好きで一番認めてもらいたかった相手だもの。
それはしかたないなあ、とおもいつつ。
そう。
ちなみに、
彼女の求める『理想の子供』にはなれなかったけど。
今の母との関係はそんなに悪くない。
いまの母は、
私が苦しかった当時、
彼女を苦しめていたしがらみ…仕事ばかりの夫や認知症の姑や口うるさい小姑、
から開放され、
何度も大病を患い、細かいことに囚われなくなり、
すっかり丸くなり、
相変わらずちょっと思い込みは激しいが、
やさしいおばあちゃんになった。
そして働きながら必死に子育てする私を応援してくれている。
孫のことも大切に思ってくれている。
なので、
これは現在の母への手紙ではない。
これは、
母のことがとにかく苦しく、
家に帰るのが憂鬱で遠回りして寄り道ばかりして帰っていた、
あの頃の私に送るメッセージであるし、
いまもし親のことでまだまだ苦しんでいる人にとって、
すこしでも力になったらいいなと思って書いてます。
さて、今日のお題は、
『親とうまくいかないことは世界の絶望なのか』
これです。
前回、私が強く訴えたことは
「親子関係とはいえ、たまたま名簿順に隣だから同室になったルームメイト、
みたいだなと常々おもいます。」
だから、
親だからと押し付けるのもちがうし、
おかあさんなんだからと子のいいなりになるのもおかしい、
と続くのだが、
ではなぜ「ルームメイト程度」の関係性を大事にしたいのか？
答えは簡単。
親から離れたあと、
子どもが築く世界がまさに、
「ルームメイト程度の距離感」の人間関係だから。
夫婦もそうだし、
もう少し離れて友達と付き合うにしてもそうじゃない？
「挨拶。特にありがとうはちゃんという。」
「好きな相手は大切にする」
「いじわるしない」
「困ったら助けてと言う」
「自分が不当な扱いをされたらNO！という」
とか。
誰と付き合うにしても、
共通する部分ってあるやん。
そこを教えるのが大人の役目やと思うん。
だからよく、
私とすっごく相性が悪かった大人たちに、
「どうしておまえはそうなんだ！」
「なぜ私の気持ちがわからないんだ！」
「そんなんでまともな社会人になれるとおもってるのか！」
「お前が心配なんだ！」
と、言われて育ちましたけどね。
とりあえず、
社会は、
親や先生やクラスメイトとの関係より、
ずっっっっっっとイージーモードでしたね。
わたし、農業系の仕事ついたから余計だけど。
「相手同じである必要」なんて、
社会にいるまともな大人は要求してこないです。
「仕事をしてお金を得る」という目的がはっきりしてるからね。
仕事しないのは怒られるけど。
つまり逆を言うなら、
「なぜ自分とおなじではないのか」と、
20も30も年下の子どもに対して要求してくる大人が、
大人社会でうまくやれてるはずがあるか、という。
私を追い詰めた母はチワワのような繊細にもほどがある精神でいつも世界に過剰反応していたし、
いつも私を怒鳴り散らしていた小学校教師はいつも、
胃が痛いと給食を食べずにストーブで温めた牛乳だけ飲んでいた。
自分より弱いこども相手にしか、自分を主張できない大人は、
大人社会ではとても弱いのだ。
それに、
『私の思い通りにならないのはなぜなんだ！』
と言われたって嫌なものは嫌だし、
そんなこと言ってくる相手と仲良くできないのはしょうがないし。
そう。
例えばもしあなたが親と合わなくても。
自分を責める必要はないんだ。
だって、考えてみて？
地球上には75億3000万人も人間がいて、
その中の最初の1人とうまく行かなかったからって、
それ以外のすべての人間関係を、
私は築けないんだ！
と決めつけるのは、
あまりに気が早くはないか？？
いろいろ試してから諦めても遅くないんよ。
もし、
地盤が歪んだ大人に育てられたなら、
自分が正しいと思う関わり方を勉強すればいい
身近な人でもSNS越しでも本でもいい。
「こうなりたい」という人やものにたくさん触れるのが一番の近道。
もちろん、
私のツイッターや記事を読んで共感されたならしめたもの。
確実に明るい方に向きを変えたはずだよ。
だってわたしが、しあわせなんだもの(*´▽｀*)
すでに変化は始まっているのです。
篠原みなも
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