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デザインでつくる、雰囲気イケメンのお話

今回は、いい意味で雰囲気イケメンなデザインに近づけるような編集をしてみました。

実際のおいしさや雰囲気は大事。
でも、まずはそれを伝えるデザインでお客さんにうまく伝わらなければ、どんなに味がよくても雰囲気がよくても実際を味わってもらうことができません。

デザインはお客さんと商品の出会うツールです。
そんなツールでは、「この雰囲気好きだな」とか、「きっとこんな味なんだろうな、美味しそう~~」とか、思ってもらわなければなりませんよね。

そんなデザインのためのヒントになれたら嬉しいです。

はじめに~デザイン編集について~

この記事ではセンス以外の理由で、すでにあるデザインを編集していこうと思います。


「このデザインはこうした方がもっと効果だせるんじゃないか?」

という視点から

「私だったら、こうしたいなあ。」
とデザインを勝手に編集してみています。
(とっても恐縮ですが、デザイナーとして練習みたいな個人的な編集です)


センスでなんとなくこっちの方がいいかもと編集するよりも、心理学とか人の視線の傾向的なことを考えつつ、勉強しつつ試しているところで、

「センス」と呼ばれるモノの根っこに迫っていけたらなあと。

私ならコレこう編集したい

さて、今回編集するバナーはこちら↓

元

※元画像はピンタレストから拝借したバナーデザインです


このバナーを少し変えてこう編集してみました↓

アレンジ-3

ぴったりなフォントがなかなか見つからず、違うフォントになってるのはご了承を…


編集ポイント★ベスト3★

今回、こだわったポイント3つご説明しますね。


★その1★
タイトルの配置

タイトル文字をカレー皿に沿わせて並べること、「Not」をより目立つような配置にしました。

トレース_01
目的は、2つ。
・アイキャッチのパワーをあげるため
・少しPOPな印象をつくりだすため

でした。

動きあるモノの方へ、より目を引かれやすいという私たちの習性をちょこっとだけ利用してみました。





★その2★
背景に野菜イラストを配置
背景にネギとニンニクのイラストを加えました。
右側のオレンジ背景のところです。

トレース_02


何もないより、素材イラストがある方が頭の中で味を想像しませんか?
ツンとしたネギの香りとコク…
香ばしいニンニクの深い味わい…

いかがでしょう。
このネギやニンニク、カレーを卵の黄身と一緒に口の中で踊ったら?
ちょっとお腹が空いてきませんか?

空いてきたあなた、よかったらいいねでお伝えいただけると、私のやる気もアップします♪


ポイントは、見てくれた人によりどんなカレー(商品)かを想像してもらえるようにすることです。
想像してもらえる場合としてもらえない場合とでは、商品を思い出してもらえる機会にも大きく影響してくるからです。


あなたが、ドーナツのポスターを見たとしましょう。
ドーナツなんて多くのお店が取り扱っていますし、とても競争率が高い商品だといえると思います。

そんな中で、そのポスターをみた時、めくるめく想像が頭の中で繰り広げられたなら、あなたはドーナツを食べたくなったときどのお店を思い出しますか?
または、その場で少し試したくなりませんか?


★その3★
カレーとコーヒーに影を加える


影がよりわかりやすくなると立体感(現実味)も強まりました。
空間を感じられるので、より実物であるように感じられますよね。
私たちは空間を感じられると、心地よいとか○○な感じとか雰囲気を感じてもらいやすくなります。

トレース_03



つまり、デザインの中で空間を感じてもらうことはお店の空間を想像してもらえるキッカケにもつながるんです。
(ちょっと自論も入っています)


元画像では、お皿の下に結構強い影がありますが、お皿の周りにはうっすらとしか影がありません。


パッと見だと、ちょっと不自然な感じもする方がいるかもしれませんよね。
影が不自然だと、合成であるという印象も強まりやすいので、影は大切なのです。


私の先輩が以前、サラッと一言で教えてくれたことがありました。
合成は、「光」「影」「角度」「質感」がミソだと…

さいごに

ここまで読んでくださってありがとうございます!!
嬉しいです。
他にも写真と同じ色を使う方が…などポイントはありますが、また別の機会でお話させてもらえたらなと思っています。

不定期更新ですが、できるだけわかりやすく&できれば楽しんでもらえるような投稿に進化させていきたいなと思っています。

もしよかったら、ぜひぜひまた読みにきてください!


みなとんでした♪



※このブログは個人的な研究や視点・観点をもとに執筆しています。
したがって、読んでくださったあなたのデザインや広告内容の売上等を確実にアップさせるというものではありません。
あくまでこんな工夫があるんだなという観点でよんでいただけると嬉しいです。


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