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はとの総合書籍案内

湊乃はとの書籍まとめでございます。
(更新:2024/01/30)



販売中

100年くらい前のどこかの誰かの話が主です。
書籍には旧字体フォントを使用。
明治後期〜昭和初期あたりの東京や、その頃の風俗がお好きな方におすすめ。
あまり再販はしませんので、ぜひ在庫のあるうちに。


書籍あり〼

  • 主演(2023)

己を人生の主演ではないと信じる男が、不満のない生活から見る主演の世界。
凌雲閣を見ながら、男はその友人のことを考える。
変化していく生活の中で、兄のことを考える。
人生の転機を目の前にして、娘のことを考える。
男の周りにはいつでも、その人生の、その世界の、「主演」となりうるような人間たちがいた。
男は己の生活に不満はない。
恵まれた生活の中に感じる不足感は、己が主演たり得ない男であるからか?
関東大震災後、凌雲閣の爆破解体から始まる、主役ではない男の生活について。
男はただぼんやりと、主役と呼ばれるものになりたい。


  • 廻り路(2018)

──すべらかな美しい紙にしたゝめられた、たゞ一通の恋文からはじまる二人の奇譚。
お手紙様と呼ばれるその社の境内には手紙の生る木が立っている。
その銀杏の枝に恋文を結びさえすれば、ひとりでに縁も結ばれるという噂だから、町中の誰もが秘めた心を打ち明けて宛のない独りよがりな文を書く。
今日もそこに手紙を生らせるものが一人。
また、その手紙をぬすみ見るものが一人。
明治から大正へ移りゆく東京を舞台に、知っているのに知らない二人が、ただ互いを恋う。
もどかしく愛おしい、いつか交差する恋愛小説。


noteにて販売中

  • くちなし(2022)

──妄想と現実に境を付けるな! 雑誌広告の女に恋をする仮想恋愛小説。
紙の上に存する女に恋をした。
ある雑誌に載っていたただ三枚の広告写真の、モダンガールを気取った女が微笑みかけてくる。
その女と目が合ったが最後、俺の心はタチマチ盗まれたというわけだ。
女の素性は? 名前は?
俺は考えるでもなく女について夢想し、そしていつしか女と生活する。
絵描きの俺と、広告写真の女、友人の東家。
恋の夢想とその生活は時代を問わない。
大正末期に新時代が香る、独り善がり恋愛小説。

(↑作者的おすすめ)


  • 平成小品集(2019)

新しい元号が決まりました。
新しい時代の始まりです。
過ぎた世に戻ることはできなくても、ただ振り返ることはできる。
平成年間に書いていたものをかき集めました。
新しい世を地続きに歩むための短編集。


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基本情報

?湊乃はととは

たいていは100年くらい前のどこかの誰かの話を書いています。
雑感(随筆)や何かが出たりもします。

主に文学フリマ東京にて書籍を販売。
サークル名は波間文庫
これまでに発行した書籍についてはこちらから。
波間文庫 通信書店部が通販です。


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