マインドフルネスと寒さと痛みの緩和
寒いときは「身体のどこが寒いのか?」と自分の身体を観察してみてください。と同時に「寒い!!」に囚われないようにする。
それが出来ると寒さがマシになります。場合によっては寒さが消えます。
理屈は簡単で「寒い」という思考や思いに囚われると「寒さ」が実際以上に大きくなるからです。
ここで「身体のどこが寒いのか?」と自分の身体を「改めて」観ることで「寒い」の囚われが小さくなり、寒さが軽減するのです。
これは「痛み」も同様です。「痛い」という思考や思いに囚われると「痛み」が実際以上に大きくなります。
歯医者が嫌いな人はよくわかると思います。
あの椅子に座らされて「キーン」というドリルの音を聞けば、身体は緊張し頭の中は痛みに対する不安や恐怖、記憶でいっぱいになるでしょう。
そうなると歯の神経は必要以上に興奮し、痛みが実際より大きくなるのです。
場合によっては麻酔が効かないこともあります。これは体質うんぬんではなく囚われによって「痛み」が増幅された結果です。
囚われは精神だけでなく身体の状態も大きく変えるのです。
難病と言われている病気の多くも「囚われが原因なのでは?」と考えています。
根拠は難病を発症している人の囚われ(人によって囚われの種類は違う)を外すと、症状が軽減するからです。
ある女性は症状が軽減するどころか完全消失しています。主治医がその女性に「あなたは本当に難病だったのか?」と驚き、過去の数年に渡るカルテやデータを確認したほどです。
ちなみにマインドフルネスの瞑想が上手くなると「痛み」を消すことも可能です。程度にもよりますが肩や腰の痛み程度なら数秒で消えます。
私の場合、数日間は起き上がれないぎっくり腰を2時間ほどで日常に支障がないレベルまで回復させています。
一応言っておくと、マインドフルネスの瞑想や実践は治療ではありません。難病の症状が改善するとか、痛みが消えると言うのは結果的にそうなるというだけです。
私は治療家ではないし、治療目的のマインドフルネスは提供していません。
それが目的ではなくても、正しいプロセスでマインドフルネスの瞑想や実践に取り組んでいけば、痛みや症状が緩和することが起こります。
医療従事者の人にはぜひ身に付けて欲しいですね。
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