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デジモンアドベンチャー 02 The Beginning を観てきた

冒頭のボレロは最高。そこからのオープニングも最高。イントロでめちゃくちゃテンション上がる。
仕事や学校で頑張ってる姿を見て、みんな大人になったねって思いつつ、自分も映画館まで車で向かってたりと、自分自身もそうなんだよなと改めて思った。

ルイくんの過去話はかなりリアルで過酷な描写であれは普通の人間でも目を瞑りたくなる、俺も過呼吸になりかけるくらい悲惨なものだった…。あの場面のあの演技ができる緒方さんは凄いなと改めて思った。ルイくんの過去話は「これはデジモン作品を題材にしてやる意味あるのかな?」って一瞬思ったけど、監督が視聴者も子どもから大人になり子育てしてる人もいるからダイレクトに伝わるし、子どもは耐えられない描写だけど、大人になっていろいろ経験を重ねてきた自分たちだからこそ受け止められる描写なのかなと、監督のメッセージも込められてる気がした。
あと、デジモンでやる意味の部分は、進化、ジョグレス進化を見たら全てが吹き飛んだ。あれはまさしく「デジモン」なのだと、進化バンク見てそう思った。

ラスレボでは主に太一と大和、アグモンとガブモン主軸でしかなかったけど、今回はインペリアルドラモン、シャッコウモン、シルフィーモン3体とも進化バンクがあり活躍してたのは良かった。02組の一体感を感じられた要因だと思う。

本宮大輔がめちゃくちゃ「本宮大輔」してて凄く良かった。これが大輔だよな!!!って昔のまんま変わらない友達に久しぶりに会った感覚になって震えた。ベリアルヴァンデモンとの対峙のとき真っ先に立ち向かったのも、幻からみんなを救ったのも大輔とブイモンだった。あの後先考えない深いこと考えないけど真っ直ぐ今に向かって突き進む大輔は最高だ。「全てラーメンが教えてくれた」ってラーメン通じて成長してる大輔にも笑った。ディアボロモンの逆襲でも賢が「どんな危機的状況でも解決が難しい状況でも僕たちは諦めずに進んできた」みたいなこと言ってたけど、その言葉が変わらず02組に反映されてるみたいで嬉しかった。その活力はやっぱり大輔の人柄によるものが大きい気がする。

今回の事件の根本原因である「対話」って部分はほんとリアルでもパートナーにしろ友達にしろ起こりうることだし、自分の気持ちを伝えるのが苦手って人は普通にいるし、ましてやルイくんのあの幼少期の状況下で対話の不十分さを理解はできないだろうなと。これも監督からのメッセージなんだろうなと。大人になってから冷静に話し合う、自分の考えや相手の考えを汲み取ることの重要性って理解できるよね…。監督、分かるよ。

大輔とブイモンの会話で「明日も、ラーメンを作る!」っていう台詞は、ラスレボで太一と大和がアグモンとガブモンに対して「明日は一緒に…」ができなかった彼らに対する残酷な対比だったなぁ…と…。太一と大和に救いをください…!

最後の雪合戦シーンも良かった…みんなが「子ども」に戻った最高のシーンだと感じた。今も過去も未来も無く「今」に対して笑顔で楽しく過ごす彼らは最高だった。

自分はアニメ本編の〜triの〜ラスレボのこの謎これの意味は何だったのか〜みたいなのは追求してない身だから、そこまでの深堀りを目当てにしてる人は合わないのかなぁ〜と。純粋に、大輔みたいに深いこと考えずに、ただ「現代版デジモンアドベンチャー02」が見たい!懐かしさを味わいたい!って人向けだなと思う。あと過激な描写があるからそれに耐えられるかどうか。あとは、田口監督っていうデジモン好きが作った作品愛ある作品、みたいな一歩引いた視点で見るのが良いのかなぁ〜と個人的には思う。

個人的には久しぶりに大輔やブイモンに会えて、デジモン02に触れられて良かったなと思った。進化バンクといい、各国の選ばれし子ども映したり、過去作劇場版リスペクトいっぱいあって田口智久監督のデジモン愛を感じられた。あとはパートナー関係解消された太一大和たちに対するアンサー続編に期待!

あ、映画見て、ラーメン食べてぇ〜〜〜!!!ってなったのでラーメン食べました。あご出汁ラーメン、美味しかった!


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