みねこっとん

Have both brains and beauty♬ 昨日よりちょっと賢く、ちょっ…

みねこっとん

Have both brains and beauty♬ 昨日よりちょっと賢く、ちょっとキレイでキュートな女史に。 女史がキレイと世界は平和( *´艸`)☆

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自己紹介(プロフィール)

こんにちは。京都在住のみねこっとんです。 noteを始めた頃は、写真ブログ書きたいなぁって思っていました。 でも日々のことを書くには制約があったり、文字と向き合う時間に制限があったり、で。 「ちょっと休憩!」と休んだ時に、まとめて書き出すことが多いです。 クリエイター名の由来「みねこっとん」の名前の由来。 植物が好きで、農地で綿を育て、収穫した和綿から糸を手つむぎしていた頃、先輩に命名してもらいました。気に入って使い続けています。 話すより読み書きが好き小学生の頃は言葉

    • オレンジカフェ

      みかんでもレモンでも、柚子でもスダチでもなくて、オレンジカフェ。 カフェはカフェでも喫茶店でなくて、オレンジカフェは認知症の方も含めて誰もが参加できるサロンみたいなもの。 知ってて当然?あ~、いったい何百回言っただろう。。。っていうくらいオレンジ(認知症)カフェの説明をした。 だいたいネーミングがセンスない。 「オレンジプラン」ってのを知ってる前提で名前つけてる。 「カフェ」ってのを居場所やサロンって解ってるはず、で名前つけてる。 行政の「知ってて当たり前。わかってるつも

      • 男のたしなみ

        認知症グループホームでは、入浴後に髭剃りをすることを勧められている。 入浴はだいたい週2日だから、その間にもヒゲを剃ることも。 昔は習慣だったけど、今はちと面倒なことみたいで自ら進んでヒゲ剃りをする人はまれ。 電気カミソリはブーンブーン手が不自由な人のヒゲは、入浴後にリビングで介護職員がヒゲ剃りをする。 電気カミソリを使ってブーンブーン。 「なんか上手く剃れへんなぁ。ごめんやで。だってさ、私ヒゲないから。」 と言い訳をしながら数分間。 一向に剃れる気配がない。 チクっとす

        • 夕食後のから騒ぎ

          「あ~って口開けてもらっていい?あ~って。」 「○○さん、ここに入れ歯、入れてもらっていい?」 認知症グループホームでは、入れ歯を外して介護職員へ預けて就寝することになっている。 起きていたいの?言葉で話せる人で自分で入れ歯を外せる。 でも夕食後、なかなか外してくれない。 「○○さん、歯磨き済んだ?」 「後でする。もうちょっとテレビ見てたいねん。」 夕食は6時すぎには終わってる。 そろそろ7時。 もう一回、声かけてみる。 「歯磨きしてからテレビみたら? 私も忘れるし、覚

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        自己紹介(プロフィール)

          よく変わる介護職員

          認知症グループホームの介護職員はよく変わる。 「家庭的な雰囲気・馴染みの職員や環境の中で生活する」 な~んて定義されてるけど、馴染みの職員は、ほぼいない。 一番多いのは退職。 だいたい1ヶ月に1人は辞める。 馴染みになったぁ、と思う頃退職してしまう。 これって介護?入居している人が転ぶことを「転倒事故」という。 怪我がなくても、その場にいる職員がまるで加害者かのように扱われる。 だから、転ばないように、って座っててもらう努力をする。 すると、本来のその人の自立をサポートす

          よく変わる介護職員

          かなり微妙なお年頃

          認知症グループホームに入居している人は、90歳以上の人が多い。 次いで80歳後半。 だから、70代になったばかりの人が入ってくるとカルチャーショックと受ける。 転ぶと危ないから90代で転ぶと骨折する危険が高い。 だから真面目な介護職員は転ばないように、ベッタリ横について歩く。 椅子から立ち上がると「トイレ?」「どうしたの?」「どこ行くの?」「座っててくれる?」 などと言う。 で、70代になったばかりの人に同じことをすると怒られる。 「年寄り扱いするな!」と。 ちょっとした

          かなり微妙なお年頃

          白いティッシュの誘惑

          認知症グループホームに入居している人の中には、いろんなものを「食べ物」と思ってしまう人もいる。 美味しいの?お皿の上におかずを取り分けた食品カップをむしゃむしゃ。 ゆで卵の殻むいてから、殻をポリポリ。 コーヒーについてくるフレッシュを丸ごとお口へポン。 シュガースティックは紙ごとむしゃむしゃ。 確かに甘いけど。。。 キラキラつるん、ボタンを見るとどうしても口に入れたくなっちゃう。 だから、私はボタンがついた服はなるべく着ない。 一番人気中でも人気は白いティッシュ。 テーブ

          白いティッシュの誘惑

          9人プラスαのマンパワー

          認知症グループホームは、1フロアに9名まで入居できる。 介護職員の人数は、日中は2~3名、夜間帯は1名。 入居している人9名、それぞれできること、得意だったりすることがある。 だから私は9名のマンパワーがあって、そこにサポートする介護職員がいるって、思ってる。 ま、2~3名の職員が9名を介護する、って考え方が多分一般的なんだろうけど。 料理が得意 料理が好きで、得意。 そんな人が多い。 でも施設では料理をする機会がほとんど皆無。 火傷するから、手を切るから、食べ物とわから

          9人プラスαのマンパワー

          体調管理

          「え?この人だけ往診ないんですか。 で、看護師さんにも診てもらえないんですか。」 認知症グループホームに入居している人全員が、往診や訪問看護のサービスを受けられると思っていた私。 実はそうではないことを、つい最近知った。 かかりつけ医は選べる 認知症グループホームに入所する時、施設と連携している医療機関を「かかりつけ医」として契約をする提案がある。 でも、中には今までかかっていた病院がいい人や、かかりつけの病院がない人もいる。 そういう人は、往診や訪問看護のサービスを受け

          家庭的な環境

          認知症グループホームは「家庭的な環境」とされている。 「家庭的」って、えらく抽象的な表現…。 で、実際に働いてみて少し違和感があったので、ちょっと調べてみた。 家庭的と家庭 ふと、不思議に思ったのでちょっと調べてみた。 で「家庭的」でググると、なんか「家庭的な女性」とかの結果が多いの。 無理がある 認知症グループホームは、その人の「家族」と離れて生活する人。 ずっと独身、途中から独身で一人暮らしだった人。 戦争を体験した人から戦後生まれの人。 生まれも育ちも違う人が

          家庭的な環境

          お化粧しましょ

          一人暮らしをしていると、休みの日は1日中誰にも会わない日が多い。 部屋にいるので化粧もしない。 用事は夕方コンビニへ行くくらい。 UVクリーム塗って眉毛書いて、マスクを付けてちょっと出かける。 そんな私が毎日ずぅっと休みだったら…と思うとちと怖い。 認知症グループホームに入居している人は、毎日休み。 「世間じゃ今日から3連休、わたしゃ連休終わって、また連休。」 別にどこも行かないから 「化粧道具あるけど使う?」 「え?別にどっこも行かないから、お化粧しなくていいわ。」

          お化粧しましょ

          名前が3つある女

          認知症グループホームに入居している人の中には、介護職員を通して家族を見ている人がある。 私には、懐かしい時や悲しかった時などを思い出しているように見える。 若いころの娘と思ってる 「○○ちゃん?」 「それ娘さん? 私な、よう間違えられるねん。 なんか似てるみたいやなぁ。」 「○○ちゃんと、違うの?」 「うん、よく似てるって言われるけど。」 「○○ちゃんかと…。」 入居している人の中には、何度も何度も、私のことを娘と間違える人がある。 実際、その人に会って話したこともある

          名前が3つある女

          高齢者の恋

          長年独身、一人暮らしの私。 「来年結婚~♡」と言い続け、未だに来年は来ていない。 「わしも70代なってから彼女ができたんや。 諦めたらあかん!」 と生涯独身男子から励まされることも。 認知症グループホームにいると、入居している人の中にも「あ、恋愛してるなぁ」という人を見かけることがある。 入居している人と 認知症グループホームは、性別に関わらず入居でき、男性と女性が同じフロアで共同生活をしている。 だから恋が芽生えて両想いだと超ラッキー。 一方、失恋すると長引く。

          高齢者の恋

          「きょういく」と「きょうよう」

          「高齢者が健康で長生きするのに必要なことって何かわかるか?」 「なんやろう?」 「『きょういく』と『きょうよう』や。」 「教育と教養?」 「『きょういく』は今日も行くところがある。 『きょうよう』は今日も用事があること。」 高齢者の居場所づくりに携わり始めたころ、そう70代の男性が教えてくれた。 あれから10年。 認知症グループホームでの実現は、未に厳しい… 今日行くところ 「今日もどっこも行かなかった。」 「買い物行きたいわぁ。」 「ここにいたら出られへん。」 仰る

          「きょういく」と「きょうよう」

          実技試験の練習

          介護福祉士実務者研修には、実技試験がある。 講師から「実技試験に備えて練習してくださいネ。」と。 「家に帰ったらお子さんや兄弟、犬でもいいし練習相手になってもらってください。」 そう言われても、一人暮らし。 すると、「どうしてもダメな人は枕やクッションに顔描いて。」と。 笑いの枕 ワンルームでぶつぶつ独り言を言いながら枕と練習するのかぁ。 部屋に戻ると一人笑いがこみ上げてくる。 枕を見ては、顔がにやける。 枕に顔描くなんて、と思うだけで笑いがこみ上げてくる。 「あかん

          実技試験の練習

          入れ歯行方不明事件

          研修とかに行くと、色んな介護職員さんと出会うことができる。 私みたいに認知症グループホームで働く人。 放課後デイサービスやB型就労事業所で障がい者の方の介護職員。 特別養護老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅などなど。 20代の若い人から60歳前の人まで、色んな人と出会える。 入れ歯がなくなった! 「この前、入れ歯なくなってしまって。」 「まじでぇ!なんで?」 「なんか、食事の後に入れ歯だしてしまうみたいで。 で、それをティッシュかなんかと一緒にゴミ箱に入れてるみたい。

          入れ歯行方不明事件