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【全員を認める個別評定のポイント】


かつては 個別評定は

誰ができていて
誰ができていないのか?

を明確にするために行っていました。

しかし
今は考え方が変わりました。

 個別評定は

全員に丸をつけるために行うことが多いです。

あの子も
この子も
しんどい あの子も

丸をもらえるからこそ

一人一人と関係を築くことができるのです。

しかし

何でもかんでも 丸にしていると

子供たちは成長していきません。

個別評定をする意味がなくなってしまうのです。

ではどうすればいいのか?

大切なのは

細分化して何か 1点に絞って評定をする

ということです。

例えば
算数

この問題ができたら、持ってきなさい。

とよく指示を出します。

子どもが次々に持ってきます。

その時に、答えがあってるけど、
ものすごく汚い子に対して、
どう対応しますか?

答えは合ってるけど、
マス目がきちきちな子にどう対応しますか?

答えはあってるけど、定規で引いてない子にはどう対応しましょう?

このあたりが、かなり対応が難しくなってきます。

力のある先生は、これらを程よい塩梅で、行うことができます。

でも、その塩梅が難しいのです。

だから、初期の段階。

子どもがしんどい段階では、

僕は

『ここまで、写せたら持ってきなさい。』

と言います。

写すなので、
先生が書いている通りに写さなくてはいけません。

そうなると、
子どもたちもやり直しに対して
納得がいきます。

こちら側も
そのことに絞って授業ができます。

僕が個別評定をするときは、

そのような評価の観点のようなものを
子どもたちに伝えます。

先生は定規を使ってるかどうかを見ますよ。

というようにです。

個別評定1つとっても本当に奥が深いです。

でも、子どもたちとの関係を築くために行うと定義すると

自分なりの視点が見えてくるように思います。

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