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どんな花になりたい?

薔薇の花のエピソード

以前、ドレスデザイナーの桂由美さんに『なぜ、薔薇の花がブランドのシンボルモチーフになったのか?』理由をお聞きしました。

桂さんにとっての薔薇は、完璧に“エレガント”であり、一年中飽きずに誰もが好きな花であることから由来するそうです。

よく、人を花に喩えることがありますが「向日葵のような人」、「朝顔のような人」、そして、「薔薇のような人」、確かにどれも違った印象です。

このお話をした数日前に亡くなったエリザベス女王を例に、

「彼女のように若く即位して以来、一貫して国民のために生きた人は“他にはいない”ですよね。オードリー・ヘプバーンやグレース・ケリーに会えた時にも、それぞれに違ったエレガンスを感じました。他にはいない美意識と誇るべき生涯は、薔薇の花に喩えられます。薔薇の花は散る姿すら完璧に美しいですよね。ドレスもまた、完璧に美しくなくてはなりません。だから、薔薇の花なんです。」

そんなお話をしてくださいました。
お話の内容は、なんだか異次元のエピソードに思えましたが、このお話を聞いて以来、わたしもよく、人を花に喩えて見るようになりました。
自分自身のことも、「今のわたしって、どんな感じの花だろう?似合う花ってなんだろう?」と自問したり。


今日は春分の日ですから、桜のシーズン。桜が好きな人は多いですね。
桜の花は、普段はお花に興味がないような人からも「お花見♪」と、もてはやされるし、お菓子やご飯、カフェのドリンク、ありとあらゆるものにも馴染める“超人気者”。
満開になった様子は、本当にうっとりします。
でも、ちょっとひねくれた視点で考えてみると、散る頃にはあっさり見向きもされなくなるようで寂しさも感じます。

椿


椿は、重厚感があって自信たっぷりに見えるけど、変色して地面に散る姿は品を忘れたようにも見える。

ミモザ



国際女性デーには、世界中でミモザの花が飾られるけど、わたしはミモザがどうしても好きになれない。相手は花なのにめちゃくちゃ性格が悪いけど、イラっとしてしまうのです。

と...そんな風に、「なぜ、この花が好きで、あの花は嫌いなのか?」花々に例えて考えています。

そう言いつつも、メジャーな花しか名前を知りません。名前が知れていない花を目指しては、死活問題なので(笑)

どんな花になりたいか?


まだ花の名前はわかりませんが、
小さくて優しい小花よりも、一輪でも束ねても素敵な、大輪の花になりたい。

このイラストは、桂由美さんにお会いした印象を描いたものです。お会いする前は、大胆な真っ赤な薔薇の印象でした。豪華で強くて、ちょっと怖くも見える、“限られたお家にしか飾れないような花”の人だと思っていたんです。

でも、お会いしてみたら全然違った。強くて大体だけど、可愛らしくて暖い豊かさのある方でした。

わたしは、薔薇ほどのゴージャス感もエレガントさも持ち合わせていないですが、こんな花になりたくて、このイラストがお気に入り。

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それでは、今日はここまでです。明日もいい一日にしましょうね。
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Live, Love, Laugh, and Be…HAPPY.
2024/03/20
小山嶺子(シネマンマ)


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