おすすめの本 その4 『リチャード3世』
こんにちは、みねるばです。
今日はおすすめの本、『リチャード3世』についてのツイートまとめです。
ツイートまとめ：おすすめの本『リチャード3世』
今日のおすすめ本
— みねるば (@minerva_owl1) March 7, 2024
シェイクスピア『リチャード3世』
シェイクスピアと聞くと高尚で縁遠いものと感じてしまいます。しかし、本来彼の戯曲は大衆劇。ゲラゲラ笑って楽しむものです。
当戯曲では、いきなり主人公が「俺はもうダメだ。性格だって容姿だって最悪だし・・・。もうこんな世界は
滅茶苦茶にしてやる！」と、冒頭1ページ目で無敵の人になってしまいます。そんな彼はイングランドの王族の1人。王位継承権はありませんが、あの呪われし王冠の魔力に取り憑かれ、周りの人々を片っ端から陥れ、王位の簒奪を目指します。悪逆非道の限りを尽くす彼は、
— みねるば (@minerva_owl1) March 7, 2024
「危ない橋だ。だが、血の川にここまで踏み込んだからには、罪が罪を生むに任せる他ない。涙を降らす憐れみは、この目には宿らない」と、ますます行動をエスカレートしていきます。そうして掴み取った王冠は血でまみれ、暗君リチャード3世を愛する者など誰もいません。
— みねるば (@minerva_owl1) March 7, 2024
「絶望だ。誰一人、俺を愛してはいない。誰一人、俺が死んでも憐れみはしない。当然だ。俺自身、自分に何の憐れみも感じないのだから」
— みねるば (@minerva_owl1) March 7, 2024
そうしてなお悪事に手を染めていきます。何だか重そうな話ですが、話の至る所には笑いが敷き詰められ、言葉の魔術師シェイクスピアの天才さが光ります。
さぁ、そんな無敵の人が王になった無敵の王国イングランドは一体どうなってしまうのか？是非その目でご一読あれ。
— みねるば (@minerva_owl1) March 7, 2024
おすすめの訳はnoteにまとめておきます。
みねるばおすすめの関連本
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『リチャード3世』(白水uブックス)
小田嶋雄志先生の訳です。こちらが一番砕けていてゆるい訳です。初心者でもきっと笑えるシーンが沢山見つかります。普段本を読む機会がない方ならこちらの訳がおすすめです！
『リチャード3世』(ちくま文庫)
こちらは松岡和子先生の訳です。ゆるすぎず、固すぎず、個人的に一番好きな訳です。普段少し本を読んでいる方なら、こちらがおすすめです。ですが、どちらの訳であっても違った良さがあります。どちらかを読んで面白かったら、他の訳で読み直してみると、新たな発見があって楽しいです！どちらもおすすめ！
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