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1億総ケアワーカー時代をサバイブする。

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フリーランス看護師としてこれまで100以上の施設で働いてきた著者が、高齢化ニッポンについてリアルな体験をもとに様々な角度からレポートしていきます。
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記事一覧

別居婚のエッセイを読んで、高齢夫婦の在宅介護のヒントを得た話。

フリーランスで看護師をする傍ら、最近は在宅介護の分野にライフピポットし、たまに在宅で生活…

井上ミカ
1日前
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介護の分野でまた新たなライフピポットをしました。

私はフリーランス看護師として、毎日別の現場で働いています。 5月は定期的に入れている仕事先…

井上ミカ
2日前
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【極少食の心得】毎日毎日「終わりの時」を想い、節制する

これはルネサンス期のイタリア貴族、ルイジコルナロの晩年の様子です。 パンと卵の黄身、スー…

井上ミカ
3年前
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虐待が起きやすい施設の現場に〇〇あり。

先日、高齢者施設の職場で虐待防止に関する研修を受講。 その中で「虐待の芽チェックリスト」…

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井上ミカ
13日前
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老後の充実度は、孤独といかに友達になるかにかかっている(ちょっと辛口トークです。…

以前、経済的に恵まれたお年寄りが話し相手がいなくて寂しい、生きていてもつまらない、と漏ら…

井上ミカ
13日前
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デイサービスの役割の変化に思うこと

私は高齢者向けデイサービスでパート看護師をしています。 もう4年くらい、同じデイサービス…

井上ミカ
2週間前
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あなたはどんな場所でどんなふうに死にたいか、イメージができていますか?

こんにちは。今日は、 「あなたはどんな場所でどんなふうに死にたいですか?」というお話を、終末期病棟で働いた経験をもとに、お話したいと思います。 ◇ ◇ ◇ 人は誰もがいつか死にます。 でも、現代社会で生きていると、まるでそれは考えなくてもいいことのように、リアルではなくて、生も死も、日常生活から切り離されていて、ブツ切れで、生と死は病院という箱の中に閉じ込められているのが、私にはとても不自然に思えてなりません。 ◇ ◇ ◇ 終末期病棟では、ここ何日かはご臨終ラッシ

これからは介護の仕事もフリーでやる時代。

介護の仕事もこれからはフリーでやる時代になる、というお話を以前にしました。 もう少しこの…

井上ミカ
2週間前
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そこまできたか、「老老介護」のあたらしい形に思うこと。

私は作家活動をしながら、日々フリーランス看護師としても現場仕事をしているので、様々なケー…

井上ミカ
2週間前
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『百年の子』を高齢者介護の視点から考えてみた。

古内一絵さんの『百年の子』という本を読んだ。 出版社勤務の女性主人公とその祖母の若かりし…

井上ミカ
2週間前
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介護業界のフリーランス化が急速に進む予感。

私は作家活動をしながら、フリーランスの看護師としても働いています。 毎日、あちこちの現場…

井上ミカ
3週間前
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高齢者介護の仕事は日本で数少ない成長産業だということ。

こんにちは。 私は4人の子育てしながらフリーランス看護師をしています。しかも、看護師資格は…

井上ミカ
1年前
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ケアワーカーの新しい働き方

先日、比較的近所の介護施設で、1日4時間だけ、ウーバーイーツのような、ケアワーカーの仕事…

井上ミカ
1か月前
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副業としての「一億総ケアワーカー時代」の可能性

私は看護師としての資格を使って日々仕事をしているけれど、病院での看護師仕事は今はやっておらず、もっぱらデイサービスや老人ホームなどの高齢者施設で働いている。 そういう意味では、私は「看護師」というよりも、自分を「人のお世話をする人」と考えている部分も多い。 そういう仕事の方が好きだし、自分に合っているな、とすら思うので、一部の看護師さんが嫌がるような、介護業務も私はわりと好きだったりする。 そして、青天の霹靂のような出来事なのだが、私と違って超高学歴エリートホワイトカラーだ