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役者さんと木のはなし

この役は私にしかできないというような役者になりたい、と心に決めたんです。
何か目標に向かっているあいだは青春ですもの。私の場合は、好奇心を持ち続けることが若さを保つ秘けつだと思います。

これは、2005年頃だったと思うのですが…

「花のいのちはみじかくて、苦しきことのみ多かりき」という詩の朗読で始まる舞台は、43年、1700回続きました。

その舞台の主役を演じたのは、女優、森光子さん

波乱万丈の人生を生きた作家、林芙美子(はやし ふみこ)さんの自叙伝小説『放浪記』です。でんぐりがえしをして喜ぶ姿は、会場をわかせ、観客を楽しませたのでした。お歳を召しても可愛らしくて、多くの人に愛された女優さんでした。

森光子さんは、この「でんぐりがえし」の練習を、どれだけ重ねていたのでしょうか?43年1700回という舞台を踏むことは、並大抵の覚悟ではできないだろうな…と、素人でも思うのです。


公園

「用材は木を買わず、山を買え」

日本の木造建築の改修に携わる宮大工の世界に伝わる口伝だといいます。

山の中腹以上の木は風雨に当たるので強い。栄養分が豊かなの木は太いがやわらかい。育った場所まで知らなければ、真に木を生かして使うことはできないという理由からだそうです。

人間の性格や才能も、ですね。

人間は忘れてしまう生きものですが…

このことも、みんな、忘れちゃったのでしょうか。

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