連載が終わってる作品をピックアップしていく、とか思ってたのに3回目で既にその心意気は破れました（笑）。

絶賛連載中の「裏世界ピクニック」をとりあげたいと思います。

ラノベ原作で小説版が3巻、漫画版が2巻まで。
（ガンガンオンラインで一部無料で読めます）

主人公はコミュ障女子大生で、百合要素がほんのり。

よくあるラノベファンタジーものかなー、と思いきや読んでみたら一味違いました。
たぶん、ホラー系に近い。

現実世界に突如現れる異世界（「裏世界」と主人公は命名）へのゲート。
現実逃避の一環で異世界を探検する主人公は、その世界である女の子と出会います。

紆余曲折がありその女の子とともに、人探しのためにしばらく異世界を
探索することになるのですが、その異世界でいろいろなモンスター（？）に出会うんですね。

その「モンスター」が、日本の都市伝説を模倣しています。

都市伝説というか、正確にはネット上の実話怪談。

(小説作中で、主人公が都市伝説と実話怪談の違いを主張するシーンがあります。詳しくは本編で。)

あとがきによると、作者自身が見聞きしたネットロア話をアレンジして使用してるらしいです。

コトリバコ、とかはオカルティックナインにも出てきてましたね。。。

現実世界と「向こう」の世界のギリギリ感とかが好きなので、個人的になかなか面白く読んでいます。

「向こう」の世界のバケモノを倒すには「認知」のレイヤーを合わせる必要がある、などの世界観も出てくるので、通ずるものがありますね。

小説の方が先に色々読めますが、漫画の方がバケモノのホラー感がよく出てて怖さ倍増なので、漫画としての紹介です。

・「迷家-マヨイガ-」から集団パニック要素を除外
・「とでんか」をもうちょっとキレイめにブラッシュアップ
的な感じでしょうか。

この2作品が嫌いじゃない人にはオススメできます。

最近はラノベのアニメ化多いですが、この作品もアニメ化してほしいなぁ。
（怖いシーン多数で、最近のチート主人公路線とだいぶ違うけど。。。）