見出し画像

冷えは万病の元

能登半島地震から1ヶ月以上が経ちました。
今も寒い中、耐えて過ごしているみなさま、どんなにおつらいことかと想像いたします。
毎日ニュースで被災地の状況が報告されているものの、それがだんだんと単なる連絡事項のように流れてしまっていることにハッとします。
思いやりの気持ち(気にかけ、力になりたいと思う気持ち)は、だんだんと薄れていってしまうことが、心理学の実験でも明らかになっているそうです。

つらいことは、当事者の方は忘れられた方がよいと私は思います。
離れている人が、意識して心に留めておきたいですね。

―――――

ニュースで「低体温症」と耳にする度に、悲しくなっていました。
身体が鉛のように重くなり、本当にだるくて、痛くて、ゾクゾクして、しびれて、つらいです。

この記事は、寒いおもいをされている方の参考になればと書きました。
なかなかまとまらず今頃になってしまい、申し訳なく思います。
ひとつでもお役に立つことがあれば嬉しいです。
まわりに冷えで困っている方に、教えて差し上げてください。

すべて、長年常に低体温で悩んでいる私が、実践しているものです。
目次が作れなかったので、詳細を読んでいただける方は、スクロールでお願いします。すみません。

寒いときにおすすめしたいもの

① 温まる”お茶“はプーアール茶と紅茶
② 半纏(はんてん)を見直そう
③―1 足湯のすすめ
③―2 全身浴できるときは
④ カイロを効果的に
⑤―1 重ね着…たくさん着よう
⑤―2 重ね履き…たくさん履こう
⑥―1 首、手首、足首を特に温める
⑥―2 痛む肩、腰も温める
⑦ 座る場所を温める
⑧―1 ダラダラぶらぶら歩く
⑧―2 こまめにほぐそう
⑨ 呼吸しよう 
⑩ ハグしよう


① 温まる”お茶“はプーアール茶と紅茶

緑茶→ウーロン茶→紅茶→プーアール茶の順に、発酵度が高まります。
原料はすべて、同じ“茶”です。
発酵度が高いほど、温める効果が高まります。

プーアール茶(プアール茶)には、寒くてどうにもならないとき、何度も助けてもらいました。

当然ですが、プ―アール茶もメーカーさんによって味が大きく違います。ひとつがお口に合わなくても、気が向いたらまた試してみてください。

私は、紅茶はセイロンティーが好きです。
外出前に紅茶を飲むと、少し動きやすくなりますよ。
また、最近はカフェインレスの紅茶も、スーパーで購入できます。

水分補給としては、常温の水、白湯がおすすめです(お茶は利尿作用があるため)。

私は、熱い飲み物大好きです。
65℃以上の飲み物を頻繁に飲むと、その度に口腔内に軽いやけどをすることになり、口腔がんのリスクが上がるそうです。熱めのお茶は、65℃を超えるといいますので、気をつけたいですね。


② 半纏(はんてん)を見直そう

昨冬から愛用している、半世紀前に作られた半纏。本当に温かいです。

フリースよりニット、ニットより半纏が温かいと私は感じます。
フリースはふわふわしていますが、それほど。アクリルなどの化学繊維であっても、ニットのセーターの方が温かいと実感します。

③―1 足湯のすすめ

全身浴ができる場合はその方がよいのですが、難しいときもあります。
その場合は、足湯!
普段浴槽にためる温度プラス3℃が効果的だそうです(←黒川伊保子先生がラジオでおっしゃっていました)。普段お風呂の温度が40℃の方は43℃くらい。

足湯を「解凍」と私は呼んでいます(笑)
感覚がないほどキンキンに冷たいので、昨年45℃のお湯で毎日足湯(解凍)していました。結果、ガサガサにかゆくなってしまいました。
42℃以上のお湯に使ったあとは、肌が乾燥しやすいことが医学的にも分かっているそうです。
足湯後は、クリームを塗ってくださいね。

大きなバケツにためて、手首までお湯に入れています。
できれば、その間はスマホは握らず、目をつぶって深呼吸できるといいですね。

③―2 全身浴できるときは

熱すぎない温度(40℃くらい)で。
40℃はぬるめの温度ですが、42℃以上は体を興奮させてしまいます(自律神経の交感神経のスイッチを入れる)。
やる気スイッチを入れるには、熱めでもよいのですが、体力のある方、かつ5分ほどがよいそう。

身体が弱っているときは、長風呂は負担になります。私は入院中、お風呂は週に数回と決められていましたが、入浴自体が体力を使うからです。
風邪などで具合悪いときは、入りたくないですよね。

私自身も、ついついまだ温まっていない気がして長く浸かってしまうのですが、入浴後ぐったり疲れます。
10分(以内)を心がけてください。
特に心臓が心配な方は、タイマーをかけるなどして、お気をつけてくださいね。

血流をよくしたり、筋肉をゆるめてリラックスするためには、体温が0.5〜1.0℃上がるとよいそう(温熱作用)。
40℃のお湯に10分、で効果があるそうです。私は分からないのですが、額や顔に汗をかき始めたら、上がるサイン。

④ カイロを効果的に

⑴ 1枚なら腰(尾てい骨)がよいらしい。←東京防災より

⑵ 何枚かあるなら、背中の上の方(肩甲骨と肩甲骨の間)にも。
風邪かな?と思ったときも、ここに。
敷布団も、肩から背中の箇所をあらかじめ温めて置くと、眠りによいとききます。本当に、この場所が温まるととても気持ちがよいです。

⑶ 女子は特に、お腹にも貼ろう。
生理のときは、おヘソより下を温めて。


⑤―1 重ね着…たくさん着よう

着ぶくれすることを心配するより、冷えることを心配しよう。

⑴ 外出時は、怪しまれても、全て覆う。何重にも覆う(苦しくない程度に)。
帽子を2枚重ねて被り、さらに耳当て。
マスクは二重。
ネックウォーマーの上にマフラー。

⑵ 帽子は、室内で被ってOK。
耳も冷やさないように。
耳にはツボがたくさんあります。気象病の方は特に温めるようにしてみてください。

⑶ 首、手首、足首、腰回りを何重にもする。


⑤―2 重ね履き…たくさん履こう

下半身をより冷やさないように。

(1)五本指靴下を2枚重ねて、その上にさらに2、3枚履いています。
室内ではその上にさらに、2枚履いています。寒い家なの(笑)

(2)レギンスの上に長いレッグウォーマーをして、足首に短いレッグウォーマーを重ねて、その上にスカーチョなど、が私の冬スタイル。
レギンスの裾は靴下の中に入れる(靴下を被せる)方が温かいです。


⑥―1 首、手首、足首を特に温める

意識して、何重にもしよう。
レッグウォーマー、アームウォーマーがなければ、ハイソックスを切ればOK。
ネックウォーマーがなければ、手ぬぐいやフェイスタオルを巻けばOK。


⑥―2 痛む肩、腰も温める

ホットタオルが効果的。冷える前に必ず取ること。
女子は特に、腹巻きはおすすめです。

⑦ 座る場所を温める

私は、座布団サイズの電気ミニマットの上に座っています。
湯たんぽ、電気あんかは、寝るときはもちろん、日中も活用しましょう。
ペットボトルにお湯を入れても湯たんぽのように使えますが、熱湯は入れないで。無惨なペットボトルになります。

ルーナ(うさぎ)は何も言わなくても、電気ミニマットの上に、ちょこんといます。
全体的に温められないとき、また、温めてもまだ寒いときは、おしりを温めてみて。

私はちゃぶ台生活なので、いつも座布団の上にいます。痛みやしびれでつらいときは、座椅子。
本当は、地面に近いほど冷たいので、机に椅子の方がよいです。
ちなみに、畳に布団で寝ています。
冷えを考えると、一番よいのはベッド、よくないのはフローリングに布団、だそうです。
私は数カ月ベッドで寝てみて落ち着かなかったので、布団に戻しました。

実家では、私のような生活を好む人を、地べた族と呼んでいます。
和室大好き。以前に、アパートの入居が決まってから畳を張り替えしてくださったことがあり、数ヶ月、畳の匂いにうっとりしていました。余談でした。

小休止↓

落ちていた蝋梅(ロウバイ)の花。
とてもよい香りです。


⑧―1 ダラダラぶらぶら歩く

早歩きで、大股に歩くのが理想ですが、冷え切っているときはだるいのです。
ダラダラでも歩くことは健康によい、とかかりつけの先生もおっしゃっていました。ダラダラしばらく(私は30分くらい)歩いていると、だんだん体が温まってきて、ほぐれて軽くなってくる感じがします。

今年に入ってから結構歩いているのですが、3〜4年ほど前にも、毎日40〜50分ほど歩いていました。
2022年に鍼灸の先生に言われたのですが、「歩くこと」と「呼吸すること」がとにかく大切。(呼吸については、⑨へ)
30分くらいは毎日歩いてと言われました。かかとから落とすように歩くと、かかとから嫌なこと(ストレスのもと=ストレッサー)が抜けるそうです。
やっていますが正直よく分かりません。ただ、歩くことは気持ちがよいですし、無料なのでお試しください。

その先生がおっしゃっていましたが、本当につらい日、天気の悪い日は、歩かなくてOK。

毎日歩けたらいいけれど、週に2〜3回でも、一回に20分でも、やらないよりずっといい。無理のない程度から、はじめてみてください。


⑧―2 こまめにほぐそう

肩を中心に、ご自分に合う簡単なストレッチを見つけて、こまめにほぐすとよいと思います。
私は、肩回し、腕回し、首回しをしています。
ポイントは、ゆっくり回すことと、苦しくないように行うことです。苦しいと息が止まります。

入浴中は、必ず足首を回すようにしています。


⑨ 呼吸しよう 

吐く→吸う。
吐くが6秒なら、吸うは3秒のように、吐く方を長く、2倍に。

腹式呼吸がよりよいです。でも、お腹で、お腹で、と考えていると、私は吸ったときに引っ込めてしまったりと、よく分からなくなってしまいます。
鍼灸の先生は、何呼吸でもよいとおっしゃっていました。難しい方は、気にしなくてよいかもしれません。

痛みがあると、呼吸が浅くなっている、吸えていないと実感します。
吐ききれば、自然と入ってきます。

呼吸は真剣にやると、体が温まります。
コーラスでも「ちゃんと吸って!」と先生に言われますし、呼吸は重要ですね。

歩くとき、吐く吸うを、声に出しています。ぐるぐる考えなくて済むという効果もあり。ぜひお試しください。


⑩ ハグしよう

人間じゃなくたっていい。
むしろ人間じゃないほうが温かいかもしれません。
ハグさせてくれる動物でも、ぬいぐるみでもいい。
湯たんぽだっていい。
自分で自分をハグしたっていい(バタフライハグ)。

愛するものとハグすると、オキシトシンも出ます。オキシトシンは、幸せホルモン、愛情ホルモンとして知られています。
ペットやぬいぐるみにハグしても出ます。犬の場合は、ハグされた犬のオキシトシンも増えるそうです。
その条件は、お互いに信頼しあっていること。

寒いとき、ルーナ(うさぎ)をぎゅ~っとしますが、体も心も温かくなります。

ふわふわで、あたたかかくて、大好きだと感じるものを探してみてくださいね。

―――――

明日は節分、明後日は立春です。
梅の花も咲き始め、少しずつ春の兆しを感じます。
あと少し、ご一緒に耐えましょうね。


2024.2.2
(2024.1.6〜 少しずつ書きました)

月と蝋梅。
こちらも梅。雪のよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?