前回の記事の続きです。

改めてPart1を読み返してみると
「あれ、なんか良い印象全然ない…？」
と今更ながら少し焦った。

ので、早く続きを書こうと今打ち込んでいるが
今から書く内容を想像すると
ますます印象が下がる気もした。

でも事実しか書けないので仕方ない。

前置きはこれぐらいにしておいて本題に入る。

絵を描く環境には
もう身を置きたくないと思ったにも関わらず
私は大阪芸術大学に進学することになった。

でも、本当に行きたかったのは
教育心理の国公立大学だった。

小学生の頃から人間関係で
ずっと悩んできたこともあり
私は人の心理に興味を持つようになっていた。

将来は自分のような経験をして
苦労している子供たちのためになる何かがしたいと思い
漠然とスクールカウンセラーを夢見るようになっていた。

推薦枠を狙い、成績表と小論文で
教育心理の学べる国公立を目指したが
やはり人生そんな簡単にはいかない。

だいぶ甘く見ていて
自分なら受かるだろうと勝手に思っていた。

だから他の進学先なんて
ほとんど考えていなかったわけだが
呆気なく志望大に落ちた。

自分の努力量を振り返ってみれば
落ちて当然ではあるのだけれど。

心理関係の私学ならまぁまぁのところに
推薦でいけるだろうからどうかと先生に勧められたが

落ちてしまったことで
心理を学びたい気持ちが一気に薄れてしまい

もう卒業出来たらどんな大学でも良いかなんて
だいぶ投げやりな気持ちになっていた。

そこで提案されたのが大阪芸術大学への進学だった。

絵を描くのは嫌だったので
描かなくて済みそうで
興味のそそるところがないか調べてみると
芸術計画学科という存在を知った。

計画と名前がつくだけに
プロデュースとかそういう感じの学科かなと思った。

生徒会長の経験があるので
人を引っ張っていく何かであったり
まとめたりというのは割と惹かれるものがあった。

今考えたらそんな適当な気持ちで芸大に行くなんて
本当にとんだ親泣かせなわけだが

成績表を出して面接を受けるだけで
ほぼいけるだろうという感じだったので
結局芸術の道に進み続けることになった。

読み通りすんなり合格をもらい
晴れて春から大学生になった。

が、ここからがまた前途多難。

自宅から大学に実際着くまでに
電車とバスを合わせて通学約2時間半。

往復で5時間。
これまた甘く見ていた。

通い出したら想像以上にキツい。

それに加えて
調べなかった自分の完全なる自己責任だが
芸術計画学科は1回生時に色々やらされる。

デッサン、クロッキー、カメラなど
結局また描く授業がそこそこあったり

カメラもアナログタイプのフィルムだから
綺麗に巻き取れていなくてポシャったりして

どの授業も鬱々とした気持ちで受けていた。

しかも、高校とは違って
地方からわざわざ出てきた人が多く

芸大なだけあって
気合いの入り方が違う人が多かった。

授業は取れるだけ取って
出来るだけ学んでいく。

主体性を感じる人達に囲まれていると
軽い気持ちで入学した自分が
酷く恥ずかしく思えた。

姿勢からして違うのだ。

大学生活を
どんどん充実させていく友人達を目の当たりにして
私にある〝異変″が起き始めた。

朝が全然起きられない。

大学に向かっている途中に帰りたくなる。

大学に着くと腹痛や吐き気に悩まされる。

息がしづらくて苦しくて堪らない。

被害妄想もかなり酷くなっていった。

意識の低いやつは来るな。
士気を下げるやつはいらない。

実際に言われたわけではないが
周りから無言の圧力で
そう言われているような気がしてならなかった。

通学時間が長いからしんどいだけだと
自分に言い聞かせ

これまた親不孝を重ねることになるが
1回生の最後らへんから
大学の近くに一人暮らしをさせてもらった。

奨学金と両親からの援助。
本来なら芸大に入った時点で

バイトのひとつでもするべきだったが
盛大に甘えてしまっていた。

けれど、一人暮らしをすると
ますます授業に出れなくなった。

授業にはあっという間に
ついていけなくなるし
居場所がないように思えて辛い。

そうやって塞ぎ込んで行ってしまい
引きこもりのような状態になり
結局2回生の前期でやめることになった。

また長くなってきたので
今回の記事はこの辺で。

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○ ヒーリングアーティストMio ○

1988年 大阪生まれ
2007年 大阪芸術大学 中退
2011年 大阪バイオメディカル専門学校 卒業
2016年 大阪、兵庫にて初個展

以来毎年関西を中心に個展開催

画材や技法、スタイルに囚われず、独自の世界観を表現し続けるヒーリングアーティスト。
実際に発表される作品を見た者、購入した者には不思議な現象が起こるとの声がいくつも寄せられている。

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