note版小説家志望系歌好き少女のどん底人生譚

以下はコピペした私の作品です。
(作品というより自分語りですが)


いつからだろう。


歌と本を好きになったのは。


そして将来は歌う仕事か小説家になると


心に決めたのは。



幼い頃から歌う事と
本を読む事が好きだった
歳を重ねるにつれて知識が増えていき
沢山の言葉と歌を覚えた。



私は歌う仕事か小説家になりたい。
そう思い始めたのは小学生の時。



小学3年生の夏休みの事。
担任の先生と数名のクラスメイトを
登場人物にして小説を書いた。


小学生なりの拙い表現と字で頑張った。
その時は多分頑張ったねって
担任の先生に褒められたかっただけ。
面白いじゃんってクラスメイトに
言われたいだけだったと思う。



でも小学生だからそれで良かった。


夏休みが明け小学校に提出した1冊のノート
そのノートには推理小説が書かれている。


数日後クラスメイトが提出した物が
空き教室に飾られた。
私の小説もそのひとつ。


クラスメイトである1人の男の子が
私のノートを手に取った


どんな反応をするかな、
わくわくしながら待っていた



「別に大したことないじゃん」



そして私は笑い者になった。
珍しいからこそ人目に付く
そして期待もされる。


私はただただ悔しかった。
その時は悔しいという感情を知らなかった
でも今思えばあれは悔しいという感情で
あいつを見返す、と思った



それからもずっと小説を書き続けた。
そんな私は気付けば中学生。



段々と小説を書く回数は減っていき
小説という存在を忘れて
友達とカラオケに行く様になった。



その時にカラオケに行った女の子達が
私の歌を褒めてくれた。



「あの子ね歌が上手いんだよ」



本人には言わず先生に言っていたと
後々聞かされ嬉しくなった
それと同時に少し恥ずかしくて。



そこから私は歌を仕事にしたいと思った
歌うのはずっと好きだった
だから趣味の延長線上でと
とある曲をカバーした動画をサイトに上げた



再生回数は少ない。
でも誰かには見られている。



きっと上手だと言ってくれる、
お気楽な私はそう思っていた。
実際上手ですね、綺麗な声ですね
そんなコメントはあった。


だけど目に止まったコメント達
そこにあったのは、


「こんなやつが人気になれる訳ないじゃん」


「下手くそ」「気持ち悪い」



そんなコメントが多かった。
私は何が何だか分からなかった
どうして否定するんだろう。
頭の中はそれだけだった。


嗚呼自分には向いていない
そう思った。


それから数日が経ち、
体育祭準備の為に当時美術部に入っていた
私と1人の女の子が呼び出された


私とその女の子で顧問の先生に頼まれた
色塗りなどを済ませると
顧問の先生にいいコンビだねと
微笑まれたのを覚えている。



そして中学に入って初めての体育祭。
私はその時左足の小指を骨折していて
体育祭には出られなかった
でも応援はしたくて応援席に向かった



「なんであいつ来てんの」



誰かがぼそっとそう言った。
私と一緒に体育祭準備をしていた
良いコンビだねと褒められた
女の子とその友達だった


そして女子数人が私を避けている。
おはようと声を掛けても無視をされ
私はひとりぼっちになった。



結果としてはその動画に私の顔が
映っていたらしくそれをたまたま見つけた
学校の子がアンチコメントを書いていた。
でも今でも誰がやったのかは分からないし
正直過去の事、突き止める気もない。



体育祭、それ以前から私の友情関係は壊れ
友達が1人も居なくなった。



その影響で精神を病んだ私。
クラスに行く事、人に会うのを恐れ
眠る事が出来なくなった。


その為丸一日学校にいる事は難しくなり
不登校。それから保健室登校になった
その時の担任の先生と保健の先生には
感謝してもしきれない。



そしてある日学校から帰ると
家に誰もいなかった
どうやら家を開けていたらしく
私は両親の眠る部屋に向かった
するととあるメモ用紙が目に入った



そこには私の名前と集合写真に画鋲の穴
そう書かれていた



両親が揃った夕方、
私はこれなに?と両親に聞いた
すると体育祭の時撮った集合写真の
私の顔の所に画鋲が刺さっていたという



これも誰がやったのかは分からない。
それを聞いた私は怖くなった



それからだ。
私が自分の身体を傷つけ始めたのは
バレてはいけない、そう思うなら
しなければいい、という思考にならず
隠し通そう…そう思った。



友達は1人もいなくなった
そう思っていた時1人の女の子が
私に声を掛けてくれた
幼稚園からずっと一緒の子である。



「給食一緒に食べよう?」



その子は同級生から嫌われていた
理由は男の子と女の子で態度が違うから。
男の子に媚びを売るような女の子で
私も少し避けていた部分があった



でも1人で黙々と食べるよりはいい
そう思い給食を食べる事を了承した。



それから毎日2人分の給食を持って
私の元に来てくれるようになった


この子なら大丈夫かも
そう思った。
だけどそう思ったのも束の間、
その女の子が私に執着する様になった
からメガネを掛けている私に
花粉症だからと真夏に花粉症用のメガネを
掛けてやってきた女の子。


花粉症か、そうか。
初めはそう思っていた
でも目を擦ったり鼻をかんだり
花粉症の症状が出ているとは思えなかった


いつものように給食を食べていると
女の子の左腕が気になった
その子の腕には切り傷。


私と同じ位置だった
この子、何かおかしい



そう思いつつ上辺だけの関係で過ごしてきた



小学校1年から仲の良かった女の子2人は
いつも間にか私から離れていった



そして幼稚園から一緒でずっと友達だよと
言ってくれた女の子は自分がいじめられる
それを恐れて私に近づかなくなった。



友情なんてすぐ壊れる。
私に非が無いわけじゃない、
むしろ私が全部悪いのだろう。


だけど私が動画を上げたのは
人気になりたいとか有名になりたいとか
そんな理由ではなくて、
誰かの力になりたかった。
ただそれだけだった。



偽善、そう思う人もいるだろうし、
実際中学の時の同級生の中にも
そう思っている人はいたかもしれない


でも私はずっと誰かの為に、
誰かの力になりたかった。



いつも無意識に我慢して
他人の顔色を伺い生きてきた。
自分の言いたいことも言えなかった。


そんな私に出来た夢。
どうして分かってくれないんだろう
疑問、怒り、いじめられる恐怖
色々な感情が付きまとった。


そして進路を決めなければいけない
中学3年生になった。
空き教室にいた私は担任に聞かれた



「高校どうするの?」



やらなければいけない勉強、
それらが分からない私。
私がいける高校はあるのか。



高校に入ってもきっと1人。
何よりその時人に会いたくない私
でも親に迷惑は掛けられない。



家に帰り親に相談してみると
どうやら親は色々調べてくれていて
とある通信制の高校を薦めてくれた



その高校の説明会に母親と行き
話を聞いていてここなら行けるかも。
そう思った事を母親に話すと
じゃあここにしよう、と言ってくれた



そして高校受験の手続きをする為に
同じ高校に行く子が集まった。
私と同じ高校の通信制に行く子が2人いて
2人は私の事を分かってくれていて
2人もまた不登校、保健室登校している子達。



3人で電車に乗り高校に向かい
手続きを済ませあとは受験だけ。
受験は作文を書く、というもので
面接は無かったのが不幸中の幸い。


高校受験の結果
合格した私達。
3人全員合格で喜んだ記憶がある



そして3人で頑張ろうね、
そう話をしていたけど
見事に全員クラスはバラバラで
人見知りの私は友達を作れなかった



同じクラスの友達を作れぬまま
1年、2年と過ぎていき
3年上がった時に当時やっていたSNSに
同じ高校の方ですよねとDMが来た


その子は芸能事務所所属する可愛い子で
初めて会った時も気さくな子
それが第一印象だった。



その子は全日制の高校を中退してから
私の通う通信制の高校に入ったという。



その子に支えられながら勉強をして、
たまに一緒にサボって遊んで。
そんなことを繰り返していた



そしてコロナという流行り始め
学校に行けなくなった時
小学校、中学校と一緒のとある女の子から
連絡が来た



「少しだけでも会えない?」



小、中と特に仲の良かった訳じゃない子
だけど何かあったのだろうと思い
会えるよ、家においでと返事をして
数分後その子が家に来た



その女の子はどうやら家庭の事情で
家出してきたという。



「家に帰りたくない」



泣きながら私に訴える女の子。
私は放っておけなくて母親に話をして
家に泊める、という決断をした。



結局その子は泊まらず帰宅、
後日親から心配したと言われたらしく
今まで自分に興味無かったのにねと
少し嬉しそうに話していた



そして高校4年目。
元々頑張れば3年、普通にいけば4年で
卒業出来ると言われていた私。



でも体調不良や友達がいなかった事もあり
中々学校に行けず単位を1つも取らず
3年という時が過ぎていて
さすがにやばいと焦り始めた時



幼稚園からずっと一緒で同じ高校に進んだ
私と同じ単位を取っていない男の子から
とある提案をされる



「高卒認定試験っていうのがあるんだけど
一緒に受けない??」



何それと話を聞いていくと
高等学校卒業程度認定試験。
略して高卒認定試験、高認と呼ばれる試験で
8〜10科目を全て合格すると
高校を卒業した人と同じ学力と認められる
簡単に説明するとこんな感じ。



この試験は高校に通う人も受けられて
もし合格するとその科目の分
高校の単位に加えられ、高校で取った
科目は高卒認定試験で受けなくても良い、
つまり免除されるという。


そして出題される範囲は中学3年間と
高校1年、という範囲。
でもこれを取ったからと言って
高卒になるという訳では無く
ただ高校卒業しなくても大学に通えますよ
というもので、
そして結果が反映されるのは18歳。


そして高卒認定試験の勉強を
していたある日
息抜きに部屋の片付けをしていた時
1冊のノートを見つけた。



開くと小学校3年生の時に書いた小説。
そう、夏休みの課題として出した
男の子からバカにされた小説だった



こんな事やってたっけ
そういえば小説家になりたかったんだよな
と色々なものが蘇ってきてそれは
やりたい事の無かった私に小説家という
夢を甦らせるには充分だった。



そして今現在、8月に控える高卒認定試験の
勉強をしながら将来をどうするか、
就職か進学かを決める為両親と担任と
話をして自分の強みや長所などを
友達に聞いてみた


その延長でやりたい事や好きな事を
聞かれたので歌と本が好きだよと
友達に話して自分の事書いてみたら?と
言われたので改めて自分でも整理する為
書いてみました。



将来の事はまだ決められそうに無いけど
自分のやりたい事、諦めたくない事は
諦めるべきじゃない。


そして通信制の高校というものが、
高卒認定試験というものがある事を
知ってもらいたく長々と書いてみました



自分語りだけでしたが私が言いたいのは
人はいつか努力しなければならない事、
どうしても諦めたくない事があるなら
諦めたらいけない事。
それと大勢の友達よりも1人の親友を
大切にするべきであるということです。


もし読んで下さる方がいるなら、
読んで下さった方の心に響いたなら
私は嬉しいです。


〜2021.6.13〜



(ところどころこちらで書いたものと
リンクしますが違うところがあります
それは私の記憶が曖昧だからです…笑
ご了承ください)

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