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春休みの試み: 農業インターン@北海道十勝郡浦幌町

このタイトルを書きながら、そういえば、社会人になったら春休みなんてないんだな…と思った。ちゃんと謳歌せねば!!

ということで(?)、この春休みの1週間を使って農業インターンプログラムに挑戦することにした。「北海道十勝うらほろアグリダイブ」というプログラムだ。


新しい年が始まり、「今年はどんなことをしよう」、「自分の興味を広げて、深めたいな」と思っていた矢先に、たまたまこのプログラムを見つけた。

紹介動画や過去の開催例を見て、直感的に、参加してみたい!と思った。なにせ写真に映る人が皆楽しそうなんだもの。


ガイダンスに参加してみて、主催者さんがどのような方たちか知ることができたのも良かった。とにかく優しい、そして聞き上手。対等に接してくれる。とても安心できた。


事前課題として作文もあった。「正直、直感で参加を決めたから確固たる理由はあんまりないな…」と思いながらもなんとか形にした。
農業のリアルを自分の肌で経験するために、このプログラムに参加したこと。このプログラムで、質問をすることと、人と話すことの2つを意識したいという決意。栄養を摂るだけではない、「食べる」という経験を支える農家さんの大切さ。これらを精一杯、伝わりやすいように書いた。

そして明後日から、北海道に飛び、このプログラムに参加する。今のところ、楽しみと不安が半分ずつくらいかな。参加者はみんな、それぞれ違う背景を持ちながらも、農業という同じものに惹かれて集まった人たち。大学にいては絶対に巡り会えない彼らとたくさん話したい。絶対に楽しい。でもその反面、浦幌の未知の寒さや、自分の食スタイルが理解してもらえるか、ということに不安も覚える。


自分は本当にこの道に進みたいんだろうか、という漠然とした不安もずっと前から抱えている。


「未来に対して不安を抱くなんて、暇人のやることだ」「世界には今を生きるだけで精一杯の人もいる。将来のことを悩めるなんて贅沢だ」と言われたり、本で読んだことがある。その通りだと思うし、できることなら一瞬一瞬を全力で生きたい。でも、不安というのは意識して無くせるものじゃない。ふとした時に意識に上がってきて、なくなったと思ったらまた顔を出す。これには一生付き合っていかないといけないと思う。


でも幸い、私は書くことで少しその不安を解消できる。考えが脳の容量を超える前に、文字に落とし込む。これからもそうやって乗り切っていきたい。


最後に、ここにあらためて目標を書いておこう。それは、人と話すことだ。農家さんと話して、自分が今課題だと思っていることに対し、彼らはどう考えているのか、どのような取り組みをしているのか、私たちの世代にどうあってほしいのかを知る。仲間と話し、農業について彼らはどう考えているのか、何を目指したいのかを知る。そして自分と話し、自分のこれからに何をどう生かすのか、考える。人と話すことに苦手意識を抱きがちな自分だからこそ、この目標が必要だ。これを達成した、と言えるとき、私は人として成長したと胸を張れると思う。


春休みは、まだ始まったばかり。予定をパンパンに詰めたから、「休み」とは言えないかもしれない。でも、自分の声を聞くことを忘れず、そんな忙しさも楽しめる自分でありたい。


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