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寒い朝に思い出した事など

 関西も昨日からぐっと冷え込んで、ようやく晩秋らしくなってきました。先日8日は立冬にもかかわらず昼間は20度以上ある暖かい日だったので、急に寒さを感じます。
 早速、こたつを出すと猫も喜んで潜り込みました。明け方、ふとんの中にも入ってきて猫飼いには至福の添い寝が・・・ああ、幸せ😺


 猫に起こされてなんとなく夢半分の意識でいると、唐突に近所の商店街通りの今はもう無いお店のことを考えはじめた。
 私はこの町にもう27年住んでいる。一度引っ越したが同じ駅の西から東へ移っただけで、今までの人生で一番長くいる町だ。
 なので、越してきたばかりの頃と今とでは商店街のお店はだいぶ変わっている。


 駅のそばにあったミニ・コープはセブンイレブンになった。そのお向かいにあった小さい持ち帰り寿司の店と電気屋さんはもう無い。
 そのお隣にあった白いペルシャ猫のいた小さい喫茶店もなくなり今は美容院になっている。
 思えばその駅からアーケードまで続く通り沿いの店で、変わっていない店の方が少ない。昔からあるお蕎麦屋さんも、最近はずっと店を閉めたままだ。身体の具合でも悪いのか高齢のためか。時の流れを感じる。
 蕎麦屋の向かいのコロッケがおいしかった肉屋もなくなり焼肉屋になったがそれもなくなり今は内科のクリニックになっている。その並びのパチンコ屋もビル上階にクリニックが入る調剤薬局に変わった。そういえば立ち食いそば屋もあったなあ。おじさんが一人でやっていた。


 その先のアーケードがあるメインの商店街。
左側にあった小さい100均はすぐそばにCANDOができてなくなった。
 通り沿いにあった本屋は二軒ともなくなり、演歌中心のレコード屋もなくなった。古くから営業していた氷屋さんもあったっけ。灯油や炭も売っていた。文房具屋、カバン屋、靴屋、仏具屋。みんななくなってしまった。
 おばちゃん御用達のディスカウントブティックもなくなったが、最近今風ディスカウント服屋ができた。


 その頃から今も残っているのは、老舗の喫茶店、古くからある食堂、入り口にある持ち帰りの寿司屋、眼鏡屋、時計店、いくつかある八百屋くらいか。パン屋は一軒だけ残っている。その代わり新しくできたパン屋も多い。三代目がやっているテイラーは健在。
 新しい店は、飲食系は移り変わりが激しくてすぐ変わる。化粧品や雑貨のディスカウント系は割に続いてるかも。増えたのはチェーン店のドラッグストア。三つもある。あとはマッサージ店。高齢化の流れ?沢山あるのに次々できる。調剤薬局もすごくある。ドラッグストア内にもあるし。小さいクリニックも多い。やはり医療系の店が増えている。あと最近ケバブとかベトナム食品とかのお店や屋台も出店。ロシアンピロシキの店もある。


 アーケードの終わりの方には懐かしいたこ焼き屋さんとか手芸店、化粧品店などがまだ残っていてほっとする。いろいろごちゃごちゃしたガラクタを売ってるリサイクルショップも健在で嬉しい。
 商店街につながっていた小さな市場もマンションに変わってしまった。今も残る市場は再来年は創設100年を迎えるらしい。だいぶ店が抜けて寂しくなっているが、なんとか頑張ってほしい。私もなるべく買いに行こう。

 そんなことをなぜか突然思い出しつつの、寒くてふとんの中でぐずくずの、今朝であった。

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