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子どもが病気になっても、自分を責めないで。

疲れて来ると
自分を責める。
それは自然の摂理
なのかもしれない。


7歳チビが4日間高熱を出して
バタバタしておりました。

今回チビは夜中に
滅多に出さない鼻血を
今まで無かったほど大量に出したので
何か悪い病気なんじゃないか、と
随分心配しました。



それでもお陰さまで
今日は熱が下がりました。
まだ食欲が戻りませんが
元気になってきました。



大抵チビが熱を出すと
4日ほどはかかります。

それも結構頻繁に
発熱します。


なんでこうも多いんだろう。
食事も生活も
気をつけているのにな。


私の何が
悪かったのかな。



いつだかチビが
マイコプラズマ肺炎をやって
10日間も40度以上の熱が
下がらなかったときがあります。


その時私はダンナと手分けして
それはもう死に物狂いで
何ヶ所か別の小児科で
診てもらって、
夜間救急診療もお願いして、


姉や母やママ友や
勤務校の保育のプロや
(保育士も育てている学校です)、
知っている限りのつてを辿って
情報を仕入れて、奔走して

出来る限りのことをしたのに


それでも
治らなくて絶望した頃、
ようやく大学病院での処置で
熱が下がりました。



その後
久しぶりに勤務校へ行った日、
とある元同僚が
私に突然怒鳴ったんです。

それは、
2人の娘さんを
立派に育て上げた
50代の女性の同僚でした。

彼女は急に大きい声で
怒った顔をして
こう怒鳴りました。


あなたのせいよ!って。



小さい子どもに10日も
高熱を出させて
何やってるのよ!って。


子どもがかわいそうよ!
母であるあなたが悪いのよ!って。




親をやっている人を
効果的に傷つけたかったら
「子どもがかわいそう」と言えばいい。



この方は普段
大して変な人ではなかったので

※日本語教師は変人が多い。

それは私の心に
傷をつけました。


まだ足りなかったのか、って。
毎日全然眠れなくて
苦しくて奔走して
出来得る限りのことを
やったつもりだったけど、
全くダメだったのか、って。


その後でその人は

困ったときにすぐに
融通してくれる
医者の友だちや親戚の1人もいない
(貧乏人だ)から
いけないのよ!と
続けて、鼻で笑ったので


あぁ、やっぱりこの人
変な人なんだ。
今まで見抜けなかっただけだ。
と結論づけましたが、


今でもたまにこのことばが
私の心をえぐります。



チビが病気になるたびに
私のせいだと思う。




看病というのは
疲れるものですね。


心配で心も疲れるから
つい悪い方に思考が
行ってしまいます。




だけど、私は
もう「ガラスの10代」ではない。

※知ってる?光GENJI。


ナイーブな子どもではなくて
自分を自分で責めて傷つけることが
他人にも悪影響を与える
ことを知っている。



だから、
こんな変な思考に陥ったら
冷静に振り返ります。


普段やってきたことを。
チビの病中にやったことを。


毎日疲れていても
身体に良いものに気をつけて
料理を作っている。


生活のリズムを
崩さないように
早寝早起きさせている。


テレビやタブレットを
見過ぎないように
管理している。



忙しい中
普通の食事が
出来なくなったチビのために
胃に優しい食事を
4日間もウンザリしながら作った。

うどんもお蕎麦も
お粥や雑炊も
苦手な子だから、
とても大変だった。



そのために暑い中
毎日買い物に行った。

仕事を休んで
ずっと付き添った。


チビの調子のいい時に
自由作品を一緒に作って
絵や勉強をみて
ボードゲームを一緒にやった。



あなたのせいよ!って
かつて私に怒った人もいたけれど、

私はその人と比べたら
ずっと能力も優しさも
劣るのかもしれないけれど、

それでも
自分は出来ることを
やってきたのだから、

冷静に考えて
問題が大して無ければ、
私は私のせいじゃないって
思っていいんだ。



この「あなたのせいよ事件」の
ずっと前、
たぶんチビが1歳くらいの頃に
やはりチビの病気で
仕事を休んだ後で
専任の先生が仰いました。



チビと同じ3月生まれの
ちょうど1歳上の男の子を
育てている女性の先生で
今でも私が大好きな方です。



「子どもが病気になると、つい
自分のせいだって責めてしまうけど、
絶対にそんなことは
ありませんからね。

子どもは弱いから
どんなに頑張っても
病気になるときはなりますから」



それを伺って
こう思いました。


こんなにテキパキしていて
快活で頭の良い先生でも、
子どもに対してそんな風に
思うんだ。


日々明るい人でも
ママとしては
自分を責めてしまうことが
あるんだ。



だから、もしかしたら
この記事を読んで下さっている
ママ達(パパも!)の中で

子どもが病気になったら
同じように
自分を責めてしまうことが
あるのかもしれません。


どんなママでもそんな風に
思ってしまう可能性は
ひょっとしたらあるのでしょう。


私は、チビが病気になったら
「あなたのせいよ!」の
変な人(※言い方!)じゃなくて、
大好きな専任の先生のことばの方を
採用します。


だから、もし
あなたの子どもが
病気になってしまって
それでもし
自分を責めてしまうことがあったら、

頑張りましょうね。


自分を責めるのは楽だけど
あなたのせいじゃないから、
自分のして来た良いことを数えて
悪い方に引きずられないように
一緒に頑張りましょうね。

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