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会社の健康診断がきっかけで病気が発覚して入院した話#01

自己紹介でもさらっと触れていますが、2021年に腎臓の病気が発覚しました。
病気の内容と発覚までの経緯についてつらつらと書いていきます。



病気の内容

私についた診断名は膜性増殖性糸球体腎炎(MPGN)というものです。
腎臓にある糸球体で尿をろ過するのですが、その部分が傷ついて炎症を起こしている状態とのこと。

小児に比較的多い病気みたいですが、私は2人目出産後に発症しました。
それまでは、腎臓に異変なんて何もなかったですし、会社の健康診断でも引っかかったことはありませんでした。
発覚当時も今も、自覚症状は全くないですが、尿検査をすると蛋白や血尿の所見が見られる状態です。

突然なる人もいれば、他の病気が原因となって引き起こされる場合もあるらしいです。
私の場合は、原因疾患になりそうなものを一通りスクリーニングしたのですが、特定できていません。

突然なる場合(原発性/一次性)は指定難病らしいのですが、私の場合は、難病申請は認められなかったので、医療費助成は受けられずにいます。

参考:膜性増殖性糸球体腎炎 - Wikipedia
   一次性膜性増殖性糸球体腎炎(指定難病223) – 難病情報センター (nanbyou.or.jp)

病気発覚までの経緯

①会社の健康診断(2020年)

きっかけは、会社の健康診断。
2人目の育休から復帰してすぐ、2020年の初夏でした。

最初は血尿が「±」だったので、生理が近かったのかな?と思い大して気にしていませんでしたが、会社から念のため再検査を…と言われて、年明けになってしぶしぶ再検査。

今度は、血尿に加えて尿蛋白も「±」になっていました。
ん?蛋白??血尿だけじゃないの???と疑問に思っていたら、医師から「±だけど、蛋白も出てるから一応病院で診てもらったほうがいいねぇ」と言われ、紹介状を片手に近所の総合病院へ。

このときは、ホントにたまたま引っかかっただけなのだと思っていました。
運動性尿蛋白といって、激しい運動や過労でも蛋白が出ることもあるので、子育てと久々の仕事との両立で疲れたのかな?という程度の認識でした。

②総合病院での腎生検(2021年)

近所の総合病院で検査をしても結果は変わらず。
当時は0.5g前後の軽度蛋白尿~高度蛋白尿の境目でした。
2021年春から4ヶ月ほど経過観察しましたが、尿蛋白は毎回検出されました。
自分でも、これは普通ではないことは薄々感じつつも、現実を認めたくなくて、考えられる可能性がないかネットで調べる日々。

医師からは、原因究明のため腎生検を勧められました。
当時、経過観察の間に部署が変わり、結構仕事が忙しかったのですが、夏休みを入院期間に充てることでなんとか実現しました。

出産以外での入院は初めて。

腎生検は、背中から太い針を指して腎臓組織を採取します。
痛み止めの麻酔をするので検体を取る際の痛みはないのですが、採取の際のバチン!!という音がとても怖い。

そして、一番つらいのは採取後の絶対安静!!
出血防止のため、背中に砂嚢をあててひと晩動かないように指示されます。
最初はいいのですが、寝返りを打てず、背中が痛くなっても我慢しなくてはならないので大変です。痛くて寝られない。
また、食事も寝ながら食べなくてはならないので不便です。こちらはおにぎり等に成形してもらえるので、看護師さんの手を借りずに自力で完食できました。
退院するまでシャワーもNGで、ボサボサの状態で退院となりました。

その結果は、「膜性増殖性糸球体腎炎の可能性あり」。
なんと、このときは検体が少なくて確定診断には至りませんでした。
あんだけ耐えたのに、悲しい…。

ただ、3つある検査のうちの1つができなかっただけで、残り2つの検査では膜性増殖性糸球体腎炎の所見は出ていたようです。
今後の治療のことを考えても、腎臓内科に強い大学病院での受診を勧められ、再び紹介状片手に比較的近くにある大学病院へ行くことになりました。


長いので、次回に続きます。

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