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50代の就職(完結編)

事務職か福祉系の仕事か、
どちらかを選択できず、

そんな自分が嫌になったり、情けなかったり、
いっそのこと、占いにでも頼ろうか、

悶々とした毎日を
過ごしていました。

ある日、キッチンにあるテーブルの前に座り、
目線が、ガスコンロに行きました。

そして、このガスコンロを買うまでの
プロセスを思い出しました。

姉と一緒にガスコンロを見に行き、
そこで、一番安いガスコンロを買おうか、悩みました。

配送料がかかると言われ、
そこで、ストップがかかりました。

少しでもお金がかからない方法で、
電化製品を揃えようと必死になっていたので、
ネットで調べてみると、

アマゾンだと、
同じ商品がもっと安く、しかも配送無料。

それでも、なかなか
お金を使う決心ができず、

ガスコンロが家に来たのは、
その1週間後でした。

キッチンを見渡すと、
全部、私が自分で考えて、決めて、
揃えた物ばかり。

それぞれ購入する前に、
辿ったプロセスを思い出すと、
愛おしさが、溢れてきました。

ああ〜、今、
私は、自分の好きなものに囲まれている。
幸せだな〜と感じました。

海外で暮らしていた家は、
夫が選んで買ったものに囲まれていて、

自分の居場所がないように、
感じていました。

その翌日、
姉から誘われて、お茶をして、
楽しいおしゃべりをたくさんしました。

姉はいつも私のことを気にかけて、
ランチもお茶も、
私が無職だからと言って、
いつも、お金を払ってくれます。

必要なものをすぐに届けてくれたり、
情報を集めてくれたり、

私にはこんな素敵な姉がいて、
本当に、幸せだと思いました。

先日、母と会った時に、
母に思わず、

姉を産んでくれて、
ありがとう、と

思った気持ちをそのまま母に、
伝えました。

身近に感じる家族からの愛と、
そして、幸せな気持ち。

おそらく、この幸福感が、
良い波動となり、

福祉系の仕事をすることに導かれ、

一社、応募したら、
すぐに面接をすることになり、

やりとりもスムーズで、

先週、1次面接を通り、

そして、今日。
2次面接後、

正規社員 契約書にサインしてきました。

1次面接では、
もうこれ以上の仕事は見つからないと、
思うほど、
自分にマッチした仕事で、
自分でもこのご縁に、
とても驚いてます。

1ミリの妥協もなく、

すっと、
心に入ってきて、
決まった仕事。

お給料は、正直なところ、
大学卒業後、30年前に頂いてた初任給並ですが、
基本給に諸手当がプラスされます。

1日の実労働時間が短いので、
どうしても、やっていけなかったら、
コンビニでのダブルワークも可能で、

なんとかやっていけそうな
兆しが見えました。

娘にもバイトを探して、
少しずつ、自立を促していこうと、
思っています。

日本に帰って来てから、2ヶ月。

家探し、仕事探しという、
精神的にかなり不安定な道のりでしたが、
やっと終えることができて、
ホッとしています。

応援して頂いたみなさん、
ありがとうございました。

そして、

今、就職活動中の方達に、
励ましのエネルギーをたくさん、
送ります。

感謝の気持ちを込めて。







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