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「超逆歳の差カップルのリセットライフ」リアルストーリー~回想12~💗ケンとの再会

~ 回想12 ケンとの再会 ~

沖縄に移動してから、最初の3か月間は

とにかく日本の生活を落ち着けたいと思い、本当に必死でした。

なんとか派遣でしたが仕事もスタートしケンにも助けられ、希望していた場所に住まいも見つかり御の字。

気づくとクリスマスもお正月も通り越して2022年1月末

やっと生活リズムもでき始めた頃…
なんと!ケンが遊びに来てくれました😊

再会できると予想もしていなかったので素直に嬉しかったです。

ただ・・・
私達はどんな関係?なのか?

はたから見たら
母と息子?

正直、戸惑いもあり
再会するまでは複雑な心境でした。


~2022年2月~

~引っ越しから3ケ月後~

那覇空港の到着ロビーで
ケンを待っている自分がいた。

”これって本当のこと??”
ケンの顔を見るまでは半信半疑で信じれなかった。

なぜなら昨年、千歳空港で
ケンと別れを交わした後

もう会うこともないと
諦めていたからだった。

そんな、色々な事を考えているとすでに30分が過ぎていた

あれ? 飛行機は到着しているのに??

どうしたのだろう?
到着ロビーにケンの姿はない。

きょろきょろと辺りを見回していると誰もいないラゲージロビー出口から

以前よりほっそりとしたケンが照れながら現れた。

「あれ?どうしたの?誰もいないよー」
思わず私はケンに駆け寄った

「ああ、なんか反対に行ったみたいで迷っていたよ。遅くなって悪いな」 

恥ずかしそうに苦笑いしているケン

「迷うって??」

一瞬、沈黙になったが
顔を見合わせて笑ってしまった。

この瞬間、お互いが
何とも言えない幸福感に包まれていた。

そして、あまりにもノー天気な私は

とんでもない年の差がある
ケンを恋愛対象に考えてもいいのか?と暴走しそうになったが

いやいや・・
北海道での夢のような生活と
新鮮な沖縄の環境が

二人の恋愛ごっこ?を
盛り上がらせているだけ?

”独り相撲はやめなさい”と
自分に言いきかせた。

ただ・・・
1つだけ分かっていたことは

少なくとケンは私に会いに来てくれている
この瞬間を大切にしたい

だから・・・
今は、お互いの本当の気持ちを追及はしたくない
そう強く思った

それからの4日間

離れてからの3か月間の寂しさを埋めるかのように、

お互いの存在を確認するように再会を心から楽しんだ。

思いっきりリフレッシュしているケン

生まれて初めて見るエメラルドクリーンのビーチに感動し子供のように、はしゃいでいた。

「綺麗な海だなー 
磯の匂いがしないし本当に暖かいな~」

「通年、暖かいか暑いから
だんだんナマケモノ?になりそう?(笑)」

パームツリーの木陰で
マンゴーシェイクを飲みながら
ゆっくりと沈むサンセットを見ていると

お互いの気持ちがオープンになり素直に話ができた

「ミライが引っ越しした後
こんなに寂しさを感じると思わなかったよ」

「私も・・同じ気持ち。
今、ケンが隣に座っているのが夢みたい。

ずっと一緒にいられたら幸せなのに・・・」

私は大人げないことを口ばしってしまい
一瞬、焦ってしまった

「俺もだよ」
真剣なまなざしで、ため息をつきながら私の肩を抱いてくれた

そして夕日が沈むまでの
わずかな時間…
沈黙が続いた

お互いが伝えたかった
言葉があるが自制心がかかってしまう

ケンは私を気遣って
ポジティブで未来志向な話を沢山してくれた。

「また近いうちに、
今度はミライが北海道に遊びにおいでよ」

「そうだね!
私の第二の故郷だもんね」

やはりお互い・・・
二人の未来について追及はできなかった

だが・・・
これからもHAPPYな時間を
一緒に過ごしたいという

希望の光を見続けたかった。


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