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ナス|ゴマみたいな小さい虫がびっしり|アブラムシ

 家庭菜園でナスを栽培していると、新芽のところに黒や緑の粒々が密集していることがあります。それは"アブラムシ"という害虫です。数が多くてグロテスクなので、表紙写真では使えない…。
 今回は、”アブラムシ”を上手に退治して、ナスを元気に育てる方法をお伝えします。
(虫の写真が出てきますので、苦手な方はご注意ください)

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アブラムシ

 体長1ミリ程度の、緑や黒、赤色の虫です。春~秋 まで発生し、集団で新芽や葉の裏に寄生するのでなかなかグロテスク。数が増えてくると羽付きの個体が現れ、周辺の植物に広がっていきます。

ナスのアブラムシ被害
ナスのアブラムシ(羽付き)

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 樹液を吸ってナスを弱らせるほか、モザイク病を媒介します。モザイク病はナスの葉がモザイク状に変色してしまう病気です。

予防

 アブラムシが寄り付かない環境を作り、被害を未然に防ぎましょう。

1.枯れた葉、黄色くなった葉を除去し、風通しを良くする
 ”風通しのよさ”はどの病害虫の予防にも非常に効果的です。アブラムシも風通しの悪いところにいることが多いです。

2.シルバーマルチを敷く
 アブラムシはキラキラ反射するものが苦手だと言われています。シルバーマルチをすることで、土の保湿をしながらアブラムシを遠ざけることができます。

3.窒素肥料を少なめにする
 窒素肥料を吸収しすぎると、植物の体内には”硝酸態窒素”がたまります。アブラムシは硝酸態窒素が大好き!えぐみの原因になる成分なので野菜のおいしさにも影響します。
 肥料を過剰に与えないようにすることで、アブラムシが寄り付きにくい野菜にすることができます。ナスは基本的に肥料を多く必要とするのですが、アブラムシが寄ってくるときは多すぎると考えてください。

4.定期的に展着剤を散布する

 展着剤とは、油や糊のような成分でアブラムシを包み込み、窒息させて退治する薬剤です。化学殺虫成分を含まないので安全性が高く、効果もそこそこあるのでおススメです。うどんこ病予防と合わせて定期的に散布しておくと、アブラムシやハダニの繁殖を防げます。
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対策

1.水鉄砲で吹き飛ばす
 まずはスプレーなど勢いのある水流で洗い流してみてください。アブラムシは移動スピードが遅いので、数が少ないうちはこれだけでもけっこう有効です。

2.天敵を待つ
 アブラムシにはテントウムシや寄生バチといった天敵が多くいます。テントウムシや、寄生バチの”まゆ”を見つけたら、大切にしてあげましょう。

アブラバチの寄生まゆ(茶色で膨らんだもの)

3.展着剤を散布する
 展着剤とは、油や糊のような成分でアブラムシを包み込み、窒息させて退治する薬剤です。化学殺虫成分を含まないので安全性が高く、効果もそこそこあるのでおススメです。うどんこ病予防と合わせて定期的に散布しておくと、アブラムシやハダニの繁殖を防げます。
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まとめ

 アブラムシは、ナスを弱らせたりモザイク病をうつしたり、厄介な害虫です。見つけたら数が増える前にしっかり退治し、ナスの収穫を長く楽しみましょう!

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