リーンキャンバス(Lean Canvas)とは?

はじめまして、Mirai Creatorsでワークショップを企画しているシンです。
今日はリーンキャンバス(Lean Canvas)について簡単に紹介したいです。
それではよろしく〜


まず、紹介をする理由

それで、なにいきなりリーンキャンバス?!?それって一体なんなのと思う方が多いと思いますが、実は7月29日にMirai creatorsとしては初めてオンラインワークショップを行います!!(イェーイ)

そのワークショップに参加する前に事前課題として出されるものが、このリーンキャンバス(Lean Canvas)というテンプレートです。

globis経営大学院のwebから持ってきました。ちなみにglobisのMBAの本めちゃおすすめです

多分これを課題としてもらった学生さんたちは『なにこれ?!?』となってると思ったので、ちょっと簡単に説明できるものを用意しないと…と思い今回記事を作成しました。

リーンキャンバスとは?

リーンキャンバスとは、ビジネスアイディアやスタートアップのビジネスモデルを整理するためのツールです。

ビジネスプランを作るためには、たくさんの細かいことを考える必要がありますが、リーンキャンバスはその手間を省きます。ビジネスを始めるとき、アイディアを整理することはとても重要です。でも、ビジネスのプランを書くのって難しそうですよね…(泣)まずどこから始めればいいかわからないし。

そんな時、リーンキャンバスは使い安いツールなんですよ!

9つの要素

リーンキャンバスは、以下の9つの要素で構成されています。今から『おもちゃのビジネス』を作ることを例として説明してみます!(簡単に説明できるか心配)。

カスタマーセグメント(Customer Segments)

カスタマーセグメントでは、ビジネスの対象顧客や市場を特定し、彼らの特性やニーズを詳しく理解することで、効果的なマーケティング戦略を展開するためです。まあ、ターゲットユーザに近いですね。

例えば、おもちゃの顧客セグメントを子供や親に絞り、年齢、性別、趣味、興味などの要素に基づいて個々の顧客グループを特定します。

ちなみに自分は子供の時よく遊戯王カードで遊びました

問題(Problem)

問題では、顧客が抱える具体的な問題や課題を特定し、それに対する解決策を提供します。

おもちゃの例では、子供たちがyoutubeばっかり見ていることが発達的に良くない!!という問題を解決することで、彼らの創造性や学習能力の向上、楽しい時間の提供などを目指します。

解決策(Solution)

解決策では、問題解決のために提供する具体的な商品やサービスを設計します。

おもちゃの場合、創造的で興味深いおもちゃやゲームを開発し、子供たちの好奇心や想像力を刺激し、楽しい遊び体験を提供します(youtubeからゲームに行くのって大丈夫なのかな?笑)

ユニークバリュープロポジション(Unique Value Proposition)

ユニークバリュープロポジションでは、他の競合との差別化ポイントや提供する独自の価値を明確に示します。まあ一言で言うと『うり』ですよね。

例えば、おもちゃのユニークバリュープロポジションは、今まではなかった遊び方法や、教育的な要素を組み合わせた遊び体験の提供、持続可能な素材の使用、安全性へのこだわりなどが挙げられます。

チャネル(Channels)

チャネルでは、商品やサービスを顧客に届けるための販売チャネルや配信手段を選択します。

おもちゃの場合、専門店、オンラインショップ、または学校やイベントなどのパートナーシップを通じて販売することが考えられます。

収益の流れ(Revenue Streams)

ああ、収益とかマジ無理。。わかります。でも頑張ってください!
収益の流れでは、ビジネスの収益モデルや収益の源泉を明確化し、収益を最大化する方法を検討します。マネタイズって言葉を知ってるとわかりやすいですね。

おもちゃの収益源は、商品の販売利益だけでなく、追加のサービス(例:修理やカスタマイズ)、ライセンス費用、アフターサービスなども含めた総合的な収益モデルを構築します。

コスト構造(Cost Structure)

コスト構造では、ビジネスの運営にかかる主要な費用やコストを評価し、効率的な経費管理を目指します。

おもちゃの場合、素材の調達コスト、製造費、パッケージングやマーケティングの費用、人件費などがコスト構造の一部です。実際おもちゃ作るとどれぐらいかかるのかな…気になってきた。

キーメトリクス(Key Metrics)

キーメトリクスでは、ビジネスの成功を測るための主要な指標や数値を定義します。

例えば、おもちゃの場合、売上数、顧客の満足度、リピート購入率、口コミやSNSでのシェアなどがキーメトリクスとなります。これにより、ビジネスの健全性や成長の度合いを把握し、必要な改善策を講じます。

ちなみに、ポートフォリオやESを書く時にもこの成果を測定できる数値を考えることはすごく大事です!数値で言えると結構簡単に説得力が上がるんですよ。就活だけではなく社会人になった後にもこれめちゃ大事だから覚えて!!

圧倒的な優位性(Unfair Advantage)

やっと最後です!競合他社に対して優位な要素や特長を持つチームの強みを活用します。自分もユニークバリュープロポジションとの違いがよくわからなかったですが、調べてみたら売る商品やサービスのいい所よりはそれを運営する会社や人の強みに集中してる感じでした。

おもちゃの例では、経験豊富なデザイナーやエンジニア、子供の心理学に精通した専門家をチームに加えることで、創造性や専門知識を活かしたユニークなおもちゃの開発や競争力の強化を図ります。

LEGO公式ページから。幼稚園の時はよくLEGOでも遊んでました。だから美大行ったのかな笑

作成する時のコツ

リーンキャンバスを書く際には、以下のポイントに注意しましょう。

  • 簡潔さを意識する: 各要素をシンプルにまとめましょう。わかりやすい言葉やフレーズを使って要素を表現した方が見る側も理解しやすいです。

  • 子供の視点で考える: 一回『このサービスを小学生でも理解できるように説明するならどうするか?』を意識しながらアイディアや言葉を使って考えてみましょう。

  • 試行錯誤する: リーンキャンバスはアイデアを整理し、改善するためのものです。最初のバージョンが完璧である必要はありません。アイデアを実験し、改良することを忘れずに取り組んでください。項目の正しさにこだわらないことも大事!!

あるまでも、今回ワークショップではリーンキャンバスというツールを使って、ビジネスのプランを考えてみる訓練をすることが目的です。

普段は考えないことを一回でも考えてみると、その次から見えなかったものが見えるようになりますね。これを世界を見る目の解像度が上がる、って表現するらしいです〜。

ちなみに、今回ワークショップではちょい簡単なバージョンでやってみるつもりなので、
プレッシャー感じないで!!

まとめ

もう一回まとめると、リーンキャンバスは、ビジネスアイデアを整理し、ビジネスモデルをシンプルに表現するためのツールです。
いつかアイデアを具体化し、改善するためのフレームワークとして活用してみてください。

ただし、ツールはあくまでもツール。リーンキャンバスはビジネスプランの代替ではなく、ビジネスの成功には他の要素も関与することを忘れずに取り組んでください。

それでは最後までご覧いただきありがとうございます!!もしワークショップ参加学生さんは、わからないことがあったらいつでも聞いてください。