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日本の生涯未婚率は近年上昇傾向(50歳時の未婚割合の推移・令和3年版厚生労働白書紹介)

日本の生涯未婚率は近年、上昇傾向にあります。生涯未婚率とは、結婚しないまま一生を終える人の割合を示す指標です。

日本の生涯未婚率の上昇は、いくつかの要因が関連しています

  1. 結婚の遅延化: 若者の結婚が遅れていることが生涯未婚率の上昇に影響しています。経済的な事情や職業活動の重視など、結婚に対する価値観の変化が背景にあります。

  2. 未婚率が高い都市部: 特に大都市圏では、結婚に対する意識や価値観が変化していることから、生涯未婚率が高い傾向にあります。

  3. 婚姻離れ: 結婚と離婚の間隔が長いことや再婚が少ないことが、生涯未婚率の上昇に寄与しています。

  4. 女性の社会進出: 女性の社会進出が進んだことで、結婚を後回しにする傾向が見られます。女性が経済的に自立していることが、生涯未婚率の上昇に影響しています。

なお、厚生労働省が発表している「平成30年全国人口動態統計によると、2018年時点の日本の生涯未婚率は男性が23.37%、女性が14.06%となっています(詳細は下記をご参照ください)。

生涯未婚率の上昇は、結婚や家族形成の価値観の多様化を示すものと言えます。社会全体がこれに対応し、個々の人々が幸せな生き方を選択できるような環境づくりが求められています。


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