見出し画像

会社にどれだけ戦力になる人がいる?

人件費は、会社のコストで最も大きな支出です。人件費にかける金額が
生産高においてどれだけ占めているか、つまり生産性の向上が会社の経営課題でもあります。「生産性が高い」とは、「少ない人数でたくさん稼ぐ」ということです。

人件費は毎月の給料や賞与に加えて、健康保険や厚生年金などの福利厚生費も含まれます。 社員旅行、レクリエーション、退職金なども人件費の一部です。

生産性を理解する上では「労働分配率」をみると良いでしょう。
労働分配率とは、会社が稼いだ“付加価値"のうち、どの程度を人件費がかかったかを知る指標です。付加価値とは、自分で付け加えた価値のことです。

付加価値=売上高-仕入高-製造外注費

小売業やサービス業の場合は、売上総利益が付加価値です。
製造業では、売上高 - (材料費+ 製造外注) が付加価値です。

労働分配率で使う人件費は、販管費の明細を見ればわかります。 製造原価報告書がある会社は、労務費も人件費です。 労働分配率は業種によって違ってきますが、大切なことは同業他社と比較すること、自社の過去の推移をみておくことが大事です。

労働分配率は、サービス業などでは50%以下、 製造業では33%以下が一つの
目安となります。 もし60%以上なら注意が必要です。

今後は、人間より機械、ロボット、AIを使って人件費を削減していくことも大事になります。人件費の代わりに減価償却費を増やしていくという経営判断も大切です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?