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亮司と私

それから、間もなくして、実家の両親が海外旅行に行くことになった。留守中、私に実家に居るように言われたのだった。

私は、その内の1日を亮司と過ごした。

始めは、食事に招待したつもりだった。寮の食事などつまらない、と言っていた彼に、自慢の手料理を食べさせたかった。それだけのつもりだった。

ただ、それだけでは済まなかった。


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