見出し画像

人生で1番辛かったこと

私は只今、精神科に16回目の入院中である。

そして今、私は身体拘束をされている。
手首と、お腹にベルトが巻かれ、頑丈な金具でとめられる、抜けないようにきつく、きつくきつく…そう、一生懸命に締め上げる看護師さんは何を思うんだろう。
きっと、嫌がらせだったりそんなんじゃなくて、私の安全を守ろうと仕事をしているだけなのだと思うのだか、それにしても何を、思うのだろう。
そんなことを考えながら私の人生で1番辛かった話をしようとおもう。

私は14歳の時に初めて入院をした。約1年10ヶ月の長い入院。
その間に何度も拘束になって、1番長くて6ヶ月拘束し続けたことがある。
理由は様々で、でも大体自殺企図が理由だった。時に、フラッシュバックがトリガーになりパニックで拘束したこともあったかな。

そしてその拘束中に、私の通う中学校から20歳の自分への手紙を書いて欲しいと紙を渡された。

私は看護師さんに、重たく、硬い腕のベルトの紐を伸ばしてもらい、未来の自分への手紙をしたためたのだった。
泣きながら、なんでこんなに惨めな思いをしているんだろう。私は今までそんなに、悪い事をしてしまっただろうか。寝返りも打てない、トイレにすら行けない、そんな私に未来があるんだろうか。悶々と考えた。

腕に重りがついたような不自由さは、きっとこのベルトのせいだけではなかったと思う。

あまりに現実の世界とかけ離れた私の今は、未来へ繋がっているのだろうか。

そう思った時、今までいきてきた中で1番辛いと思った。
殴られたり、いじわるされたり、そういうのも勿論辛かったけど、その時は空の色が見えていた。足元で一生懸命生きる生き物達が見えていた。

生きていて幸せになれる保証がない絶望はあまりに酷だ。14歳にして「人生お先真っ暗」と言う言葉の本当の意味を知ったのである。

よく、生きてきたな。

生きる意味はないと思ったのに、それでも生き続けたわたし、よく、よく生きてきたな。

《お医者さんや先生の言う通りならまだ病気は治っていません。辛いですか?むくの未来には辛い時に辛いと言える素敵なひとたちがいるといいな。と思います。ありがとうのきもちを忘れないでください。》

人生のどん底で書いたこれを生きて読めて、良かったです。生きていて、よかったです。

#精神疾患 #大人 #看護師 #人生

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?