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11回目の膝の手術したってよ。

2019年1月24日悩み悩んだ末、現役引退を発表してからもう1年が経った。
その時の私の気持ちを最大限言葉にした現役引退のnoteはこちら

前に進みたくて、目の前にある現実を受け入れたくて、
というか受け入れるしか選択肢がなくて。

何もかも捨てる。

それくらいの覚悟を持って前に進みたくて、変わりたくて、
現役引退発表をしたあの時からもう1年。

実際は何も捨てれなかったし、
まだまだ両手いっぱいに握りしめているのだけど、、、

時が過ぎるのがあっとゆうま過ぎて、時間だけが前に進み過ぎて、
心も身体も正直全然追いついてない。ほとんど前には進んでない。
分からへんけど。

そして丁度1年後の2020年1月24日に11回目となる膝の手術してるなんて想像もしてへんかった。

誰がそんな事想像できた?

有名な占い師さんにでもなって1年前の自分に言ってやりたい。
「あんた、1年後にまた手術するで、覚悟しときや。」って。

そんな感じで、今日で手術して2日目を無事に迎えることができました。

手術して2日目にしてこんなこと書けているのだから相当元気です、私。

膝はもちろんパンパンに腫れてるし動かすと痛いのだけれど内視鏡の手術だったので、前回の手術と比べるとめちゃくちゃ楽です。

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1番痛かった手術なんて決めれへんけど、1番痛い手術を10段階で表現するとしたら、今回の手術は多分3か4くらい。
この表現で伝わるんかわからへんけど。楽って言うのはおかしいかもしれんけど。

なんなら手術後すぐに部屋のトイレ行くくらいの距離は歩けてるから私、最強やと思ってる。

へっぴり腰やけど。壁伝いながらやけど。それくらい元気。

前回の手術に関してのnoteも書いてますので、まだの方は読んでいただければと思います。

話を戻して、、、
今回の手術も悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで決断した手術。
悩まない手術なんてないと思うけど。
正解はないから、これを正解にしていくしかないんやけど。

歩くだけでも痛くなることがあって、できていたことがまたできなくなっていって。

もういやや、またか。やっぱりダメか。そう思いました。

今回の手術は膝の骨を削るのがメインの手術。
あとは他の人(亡くなった人)から移植した前十字靭帯がどうなっているかの確認。私の膝は普通の人とは違う特殊な膝で、前十字靭帯がある骨の中の空洞がとても狭く、自分の骨が自分の前十字靭帯を傷つけてしまう。だから勝手に前十字靭帯が切れる。日常生活でも。もちろんいろんな原因が重なってだけど。

そんなことあるの?って思うけど、あるらしい。そしてしょうがないらしい。

だからそれを少しでも防ぐために、膝の骨を削りました。前十字靭帯が切れてしまう前に。前十時靭帯は少し損傷していたけれど、幸い問題のない範囲だったみたいで、しっかりと自分のものになってきているよ。とのことでした。

前十時靭帯が損傷することも見込んで、前回の手術では少し太く前十時靭帯を移植していました。そんなこともできるの。医療ってすごい。って感じです。毎回いろんなことを想定して、どうすればいいか考えて考えて試行錯誤して手術してくれている先生には本当に頭が上がりません。

少しホッとしたけれど、これから先まだまだ不安だらけで。

いつまた靭帯が切れてしまうか分からない。

これから先もずっとこの膝と付き合っていかなければいけない事には変わりなくて。ボールすらもう蹴れないかも。と、ちょっと弱気になってます。

それでも歩けるなら幸せだし、日常の生活が問題なく過ごせるなら、そんなに幸せなことはない。そう感じています。それでもボールが蹴れるようにならないかな〜なんてふと考えているし、まだまだ諦めてはいません。

たくさんの人とした約束もあるのでね。約束は守りたい。

今回の手術をするに至って、またいろんなことを考えたり、思い出しました。
私の身体が悲鳴をあげてサッカーができなくなったあの日から約3年と半年。

日数でいうと今日含めて約「1279日」

5度目の前十字靭帯再建手術をしてからは約半年。

それでもまだ、サッカーがしたい。そう思います。何よりも1番に。
願いが叶うなら何がしたい?と聞かれれば真っ先に答えます。

『もう一度だけ、サッカーがしたい、サッカー選手になりたい。』と。

消したくても、失くしたくても、どうしても、どう考えても無くならへん。
この感情だけは、きっと。この先もずっと。大袈裟かもしれへんけど。

そう改めて思いました。

だから前回の5度目の前十字靭帯の再建手術も、今回の手術も受け入れたくなかったのが正直な気持ち。

痛い思いしてどんなに頑張っても、もうサッカー選手にはなれへん。
それやったらやる意味あるんかなって。必要なんかなって。
もちろん必要やからやってるんやけど。
これからの自分のために手術を決断したんやけど。

頑張る理由がわからなくなりました。

1歩進んだとおもったら5歩くらい戻って。1歩も進んでないのに戻ったりとか。

前を向いて進んでいくって決めて、必死に歩いてたのに気づいたら後ろ向きに歩いてたみたいな感じで。

もがいてももがいても何も進んでなかったなあと後になってわかったりして。

後悔しても後悔しても、また後悔して。
苦しくて苦しくてもう全てを投げ出したいと思ったり。

過去にばっかり振り回されて、今もそして未来をも捨てたくなった時もあって。

そんな時にある人に言われた、

「美咲は今、もしかしたら死ぬよりも辛いかもしれないね。」って言葉にハッとさせられたり、

泣いて泣いて泣き叫んだり、人目も気にせず道端で声出して泣いたりとか、友達に泣きながら電話して困らせたりとか、もう涙枯れるんちゃうかってくらい泣いた。

一つも枯れんかったけど。

そして、たくさんの人の優しさにまた気付かされたり、ボロボロになってもまだ立ててるのは周りの人が支えてくれているからだなあと改めて考えさせられたり。

自分はいろんな人に助けられて、支えられてやっとちゃんと生きていれるんだなあと思って。

受け入れる事にも、前に進むにもまだまだ時間がかかるな〜と実感しています。

他人を羨ましく思ったり、時には妬ましく思うことももちろんあるし、自分が嫌になって、なんでって、なんで自分だけって思うことももちろんあるし、この世界の終わりみたいに考える時もあるし、この世界で1番辛いのは自分だってバカみたいに絶望してしまう時もあるけれど、自分は自分でしかないし、どう頑張っても他人にはなれへんし、逆に言えば、他人は自分にはなれへんし。

この経験をしているのは自分しかいないのだから、それをプラスに変えていかなきゃめっちゃ損やんって思うスーパーポジティブな自分も居たりして。

うるさいくらいにいろんな感情が心の中を走り回っているのだけど、そんな自分をしっかりと受け止めて、面白おかしくドラマみたいにストーリー自分で描いて、そしてたくさんの人の手を借りて、また進んでいけるようにこれからも、この『今』を大切に自分にできることを、自分にしかできないことを行動に移せるようにしていきたいなと思っています。

まだまだ全然できてへんけど。何したらいいかわかってへんけど。

「自分の決断に自分で責任を持つ。」そして「この 今 をどうしていくか。」
これに尽きる。

周りの人たちに恩返しができるように。
誰かがこのnoteを読んで自分ももうちょっと頑張ってみようかな。って思ってくれるように。

苦しいこと、辛いこと、楽しいこと、嬉しいこと、いろんなコトを皆さんと共有するくらいがちょうどいい。そう思ってるので、これからも発信し続けたい。

自分1人では持ちきれず、溢れてしまうのでね。

まだまだ頑張るぞ、自分! 

最後に、入院、手術を快く送り出してくれたフロントスタッフの人たちにこの場をお借りしてお礼が言いたい。
(快く送り出してくれているかは知らんけど。勝手にそう思ってるけど。)
きっとこんなに何度も手術、入院をして迷惑をかけるスタッフはいないと思う。

ごめんなさい。そして、本当に感謝しています。ありがとうございます。
退院したら仕事がんばります。

それではまたいつか書きます。


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