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【月便#04】ネギ畑はみんなの学校

2021年の2月も終わりに近づいています。
福島は三寒四温を感じる日々。冬の寒さももうひと息、といった感じです。

さて、今日はとても楽しい出来事がありました。
地元農家の設楽農園さんのお手伝いで、ネギの収穫へ行ってきたのです。
お手伝い、といっても猫の手(と言ったら猫に申し訳ない)程度なのですが、猫なりにとても感じ入るところがありました。

今回の収穫は、地元の小学校六年生の授業の一環として行われました。
設楽さんが予め学校に行ってネギについての授業をし、実際に畑に行って収穫、そしてなんとフィナーレには、地元のレストランで六年生が考えたメニューを実食するという流れです。レストランでは子供たちが実際にサーブしたり調理のアシストをしたりもするのだとか。楽しい!見てる大人が楽しい!

設楽先生のお話によると、ネギは4月に種を植えて6月に植え付け、その後は一か月ごとに少しずつ土をかけて日焼けを防ぎ、ネギの「白」の部分を育てていくそう。その間にも1~2週間のペースで草むしりをして(おそらく真夏の暑い中でしょう)、ようやく半年後の冬に収穫が始まります。

ネギの収穫は思った以上の力作業で、まずは半年かけてかけていった土をネギの根本が見えるくらいまで崩します。次に、折れにくい "白い部分" をがしっと掴んででグラグラ揺らします。土が緩んだらネギを抜くわけですが、これが結構大変。筋肉で言うと小胸筋(胸前の筋肉)がよく使われている感じで、うーん肩こり解消とバストアップに効きそう←

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ようやく抜けたネギは根っこで繋がってる場合が多いので、丁寧に一本ずつにはずします。その後、専用のネギ束ねネット(通称:まきまき)にネギを束ねてトラックに積んで、一連の作業が終わり。
だけど寒さで凍みてしまっているネギがある場合には、それらを選定してハウスに入れて平置きして乾燥させる(そして寒くなる夜にはまた凍みないように再び巻き直し、朝になったらまた平置きする)、という作業が加わるそうです。

ちなみに一畝で採れるネギの本数は約2000本だとか。これがたくさんあるのだから、収穫作業だけでもどれだけの労力と手間がいるか、猫でもよーく分かりました。

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実は guesthouse Nafshaは「農家民宿」として営業許可を取っています。
農家でない私たちは、地元の農家さんへの農作業などのご紹介をする、という業態になるのですが、そこを設楽さんにご協力いただく予定です。
ネギの他には、須賀川名物「きゅうり」も大きくされているので、冬はネギ、夏はきゅうりでゲストの方にもご協力いただけるよう、準備を進めていきますね。

設楽さんのネギは、須賀川市・郡山市などの県内はもちろん、仙台や東京でも扱われています。「設楽さんのネギ」として名入りで販売されているそうなので、お近くのネギ売り場(?)もぜひチェックしてみてください◎
Nafshaにいらした際には、設楽さんのネギスポットもこっそりお伝えしますね!

では、今日はここまで。
アデュ♡

guesthouse Nafsha owner 
*Misato*

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