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ワイン用ぶどうの圃場、探してます

うちの元々自前のぶどう園は30㌃。うちの圃場は目一杯使って広げたとしてもあと10㌃弱。。生食用も含んでの圃場なので昨年より新しいぶどうの品種を植えるために圃場を町内で探してるんです。

条件は次のとおり。
1.標高はできれば『400m〜700m』
2.日当たりが良い
3.水はけが良い
4.出来れば耕作放棄地(農薬使用の問題ある為)
5.車が圃場の際までつけることが出来る

知り合い数人に耕作放棄地または耕作放棄しそうな圃場を聞いてまわったり、暇があれば町内の山を中心に車で走り回って何件か目星を付けて公図を貰ってきて所有者を調べて直接お宅にお願いに行ったりとかなり本気で探してます。

うちのぶどう栽培は『化学農薬化学肥料除草剤不使用』。当然、新しい圃場でもその方針は変わりません。

ワイン用のヨーロッパ品種のぶどうは農薬を使用しても日本では育ちにくいと言われてます。
特にぶどうは雨に弱く、降水量が多い高知県で栽培するのは本当に難しいんですが、自然派ワインを造ると決めたからには少しでもぶどうが育ちやすい環境を探して今年のうちに試験栽培を始めたいんです。

何故ならぶどうは苗木を植えてから実が成るまでに2〜3年かかるんです。
試験栽培で3年見て、そこから本格的に植込みをしてから更に3年。。。収穫までMAX6年、早くても4〜5年かかる計算です。

なんとか今年の春まで圃場を確保して試験栽培まで漕ぎ着けたい!

理想の候補地の一件、とある地主さんにお願いに伺ったところ快諾をいただき、先ずは30㌃を確保出来ました。

ここは耕作放棄地では無く今は圃場として他の生産者の方にお貸しされているんですが、その生産者さんがたまたま知り合いで、そろそろ圃場を別の場所に移す事を聞いていて、事前に了承を得ていたのでスムーズに話が進みました。

ここで、何故耕作放棄地では無く今現在農地として使用している土地を選んだのか。。
それは、この生産者さんがナント『自然栽培』で11年、この圃場を使われていたからなんです!

農薬類や化学肥料は勿論のこと、有機肥料も殆ど入れていないのです。
更に驚いたのは、『水』を撒かずに野菜を育てているとの事!
・・たしかに何処を見渡しても水道はおろか地下水もひいていないし、近くに川どころか用水路も無い。。

詳しく生産者さんにお聞きすると、標高が高いので『朝露』が発生するらしく、その水分だけで野菜を育ててるそうです。(標高640mくらい)

そんな素晴らしい生産者さんが大事に使われてきた農地だと言うことを心に刻んで使わせていただきます。関係者の皆さん、ありがとうございます!

ちなみに圃場探しはこれで完結では無くまだ続いています。出来ればあと50㌃を目標に探索を続けます。

#ぶどう #自然栽培 #高知家 #土佐嶺北 #ワイン #日本ワイン #自然派ワイン #圃場探し

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