熱中
どんなに熱中したとしても1年ちょい。ゲームも最後までコンプリートした記憶がない。ポ〇モンは四天王を倒して、某森はたぬきの店をデパートにするまでのローンを返したというその程度までしかできなかった。
時間が経つにつれ、なおさら飽きが早くなった。スマホゲームはチュートリアルで諦めることが多い。ポケ森は動物たちの期待に応えられなくあえなく終了。周りの友人の熱中ぶりがとても無邪気で羨ましい。
そんな中、初めて乙女ゲームをプレイしてみた。驚きの連続だ。まずストーリーが優秀。涙を流すこと無きにしも非ず。そして私の選択肢で男の子が照れてやがる。現実でもこんなに照れさせてぇよ。こじらせすぎた私は感動を覚え、さらにドラマCDを聞く毎日を過ごしていた。
しかし、各界隈の人々を見ていると愛情の注ぎ方が比べ物にならないぐらいで「一方その頃私は…」となり冷めてしまった。こんなに感動したのに全く見向きもしなくなりどのゲームをやったのかも忘れるほどになってしまった。
オタクは素敵だ。何か一つでも夢中になるものがあることは幸せ。私は指をくわえて彼らを見ている。
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