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1.目次 【ユクスキュル / 大槻香奈考】

こんにちは、ナツメミオです。
先月、大槻香奈さん主催のオンライン読書会に参加しました。

課題図書は「生物から見た世界(ユクスキュル / クリサート著 岩波文庫)」
この本が本当に興味深くて面白くて、読み終わった後たくさんの考えが溢れてきて、感動がすごかったのです。ただ、その分「このままだとほかの参加者さんの発言を遮ってまで語ってしまいそう」という危機感を感じたため、一旦頭の中を整理するために読書会ノートを作りました。

それがこちら。

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気づいたらちょっとした論文になっていました。正直自分で自分に引きました。気になり出すとどんどん掘り進めちゃうんでよすね…オタク気質なので…

具体的にはこんな感じで自分なりに考えをまとめました。

ユクスキュル・大槻香奈作品考
 ―蛹と蝶のつくる円環―
1. 目次 ←イマココ
2. はじめに
3.ざっくりとした本文の流れ
4. 『生物から見た世界』を読んで
 4-1. 連綿と続く、哲学とサイエンスの歴史
 4-2. ユクスキュルの生きた時代の哲学傾向
 4-3. ユクスキュルとカントの関連性、そして。
 4-4. 「環世界」と「意味の場」との共通点
 4-5. 故郷に生まれる のではなく、故郷を「作る」
 4-6. 生物界の概念と人間界の概念
 4-7. 人間界の環世界で生きることは、変容を受け入れるということ
5. 大槻香奈作品考1・・・作品の変遷を辿りながら
 5-1. 「海」から「山」へ。テーマの変化と、保持された「女性性」
 5-2. 空の殻(からのから)の持つ可能性を探る
 5-3. フォトドローイングというイニシエーション(通過儀礼)
 5-4. 「家」という異質な器
 5-5. 格子線という救い
 5-6. 曖昧輪郭線技法と環世界
 5-7. ミラー作品に描かれた少女のパラドックス
 5-8. 美術において「理性」は有意義に暴走する
6. 大槻香奈作品考2・・・ゆめしかちゃんと、ずっといいこちゃんたち
 6-1. ピーター・パン と ピーター・パン症候群
 6-2. 悪気のなさが生む大きな悪
 6-3. 整列と全体性について
 6-4. まじり、ほどけ、またまじり合う
7. まとめ
 7-1. 蝶になることは果たしてゴールなのか
 7-2. 何度でも蛹になる。蛹になれる。
 7-3. 美術における機能環
 7-4. 作品鑑賞と主客の共演
 7-5. 円環を生きる
8. 参考文献と編集後記

目次だけでも、長いのがお分かりかと思います…

そんな引くくらい長い読書会ノート。事前に許可を頂き大槻さんに見て頂くことができました。あんなにも長い文章を、お忙しい中わざわざ読んで頂けたことに感謝しかありませんでした。

先に読書会ノートをお渡しする機会を頂けたことで、落ち着いて(?)読書会当日を迎えることができ、参加者様の貴重な見解を伺うことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。また、参加者様からご教示頂けた関連書籍にも触れ、読書会が終わった今もなお余韻を楽しんでいます。

◇◇◇

最初は自分を落ち着かせるため、当日の喋りすぎを抑制するために書き始めた読書会ノートですが、大槻さんにも参加者様にも面白い!と言って頂けてとても驚きました。また、時間切れで追いきれなかった参考文献についての知見も聞かせて頂けて、大変勉強になりました。(ますます研究したくなりました 笑)

さて、前置きが長くなりましたが、拙文を読んでみたいとのお声も頂いていたので、これから少しずつ公開していこうと思います。

長すぎて一度に記事にすることは適切ではないため、上記の目次に沿って随時更新して参ります。
ご興味ありましたらお付き合い頂ければ幸いです◎


※文章は作成当時(今回の場合は2020年11月下旬)時点での知識・既読文献によって構成されています。時間切れで読み切れなかった文献もあり、一部の知見にムラがあることをあらかじめお詫び申し上げます。

※以降の更新記事ではweb上にアップされている画像を、URLと共に適宜引用して参ります。

※文責は全てナツメミオにあります。記事を読まれて気になることがあった場合は、作家さんではなく私宛にお問い合わせ下さい。

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