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2021.10.20 邦訳本に凝っています

地元の小さな映画館に行くという新しい趣味ができたこと、そしてこの10月から約8年ぶりに時短勤務を卒業し、フルタイムになったことで、noteやブログなどの「書くこと」のための時間をなかなか作ることができない日々が続いています。

2時間労働時間が増えることで、自分の時間がこんなにも削られるんだと、つくづく感じます。数字上はプラス2時間の労働ですが、2時間余計に働くということは、その分体力も使うし疲労も蓄積するわけで。一方で私は老化している…道理で疲れるわけです。

疲れていても、本を読みたい・映画を見たい気持ちはあるので余計にストレスが溜まって、気が付いたらAmazonで本を買っています。買い物でストレス解消ができるなら、本なんて安いもの…そう思って最近は開き直り。(良い子は真似してはいけません)

このところ翻訳本に凝っています。なんでも翻訳本は和書と違って寿命が短いらしいです。

というわけで、更新できていない間に手に入れた翻訳本を紹介します。

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ブックセラーズ・ダイアリー /ショーン・バイセル

本を買いに行ったはずが、書店を買ってしまった青年の日記。なんと著者は本当にクリスマスに立ち寄った老舗古書店を買ってしまったそうで、ということはこの本は実話ということになるのかな。現在その古書店はスコットランド最大の古書店になっているそうです。Amazonなどのオンライン書店などのライバルとのせめぎあいなど、古書店経営を覗き見ている感じがとても面白い。当初、原書(英語)で読もうかと思っていたのですが、どこかで紹介されたのか翻訳版が飛ぶように売れていたので衝動買い。

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プリズン・ブック・クラブ コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年 / アン・ウォームズリー

1年間ボランティアとして読書会運営に関わったジャーナリストが、読書を通じた囚人たちの変化についてつづったノンフィクション。読書の効用、犯罪者の更生についても考えさせられる一冊。


最近、図書館でシリアの秘密図書館という本を借りて読んだことをきっかけに、本の持つ力を描いた本に惹かれていて、プリズン・ブック・クラブに興味を持ったのもその流れでした。

このシリアの秘密図書館は、11月に文庫化されるそうです。

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戦場の希望の図書館: 瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々 /デルフィーヌ・ミヌーイ

先日、オンライン英会話で、シリアの秘密の図書館についての本を読んだという話をレギュラー先生に話したら、なんと同じ本の英語版をその先生探していたところらしく、会話が盛り上がりました。海の向こうの人と同じ本に興味を持つなんて、なんて奇遇。日本の中でも読書の趣味が合う人ってなかなかいないのに、この出会いに感謝です。

戦場と本ということで、次に読みたいなと思っているのがアウシュヴィッツの図書係

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アウシュヴィッツの図書係 / アントニオ・G・イトゥルベ

1944年、アウシュヴィッツ強制収容所内には、国際監視団の視察をごまかすためにつくられた学校が存在した。そこには8冊だけの秘密の“図書館"がある。図書係に任命されたのは、14歳のチェコ人の少女ディタ。その仕事は、本の所持を禁じられているなか、ナチスに見つからないよう日々隠し持つという危険なもの…。

こちらはノンフィクションではなく、事実に基づいて作られた物語です。


ざっと4冊ほどご紹介しました。今までノンフィクション系はあまり読まなかったんですが、が出てくるようになったということは、年齢を重ねて「事実は小説よりも奇なり」が分かってきたということでしょうか。

買うだけでなく、読む時間を作れるように頑張ります。


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