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温泉・グルメツアー西日本 2024 #3 倉吉・鳥取砂丘・湯村温泉 - 華のおんなソロ旅

 西日本の温泉をめぐる3泊4日のツアーに、おひとり様参加したときの3日目の記録です。

 朝風呂も堪能してゆったり朝食を摂り、はわい温泉をあとにした。向かったのは山陰の小京都とも称される鳥取県の倉吉である。レトロな白壁土蔵群では40分の自由散策なので、しっかり予習をしてきた。10年ほど前に鳥取に来た時に買ったガイド本が2冊ある。私は古いものも捨てずにとっておき、旅行前に読み比べたりするのだが、その時々でクローズアップされているスポットが違っていて面白い。以前のものには、漫画「遥かな町へ」(谷口ジロー)の舞台となったことが大きく取り上げられていた。1号館から13号館まである「赤瓦」が観光の拠点となる商店などになっている。おそらくコロナ禍で変化もあったのか開いていない店があったり、お目当てにしていたしょうゆアイスクリームが見当たらなかったりと少々寂しいところもあったが、朝で人出もあまりなく、静かに散策ができた。

琴桜記念館もお休み 琴の若大関昇進を祝う掲示は多かった
倉吉大店会 昔のガイド本にこの中の展示スペースのことが紹介されていて入りたかったのだがお休みで残念
琴桜顕彰碑
赤瓦と白壁
中庭の通り抜けができるそうだが まだ開いていなかった
玉川沿い
赤瓦一号館
赤瓦館内で
赤い瓦と白壁か映える
天女の壁画
赤瓦
フィギュアの聖地なんだって
赤瓦六号館

 次に向かったのは、鳥取砂丘である。実は私はここに来るのは4回目なのだ。1度目は仕事で鳥取に来て足を伸ばし、2度目は前回記事に書いたように講演の仕事があった時の主催者のご接待を受けて、3度目は何かのツアーの中に短時間組みこまれていた。いずれも砂丘内を歩いたが、ラクダに乗る機会だけはなかったので(接待されていて、まさかラクダに乗りたいとは言えない・笑)、今回4回目にして実現である。砂丘会館で昼食を摂り、一挙に砂丘に突進する。リフト乗り場の付近にラクダちゃんが2頭。13時まで休みというので(働き方改革はここにも波及か・笑)、先に馬の背まで登ることにした。サラサラの砂に足を取られるので、恰好の腹ごなしの運動になる。昔と違って転んだりしないように気を遣うようになり、用心して傾斜の緩やかな方から登る。タッタッタと急斜面を走っていく子どもたちがうらやましい。馬の背頂上から見た日本海には毎度のことながら感動。そうそうこのツアー、1日、2日目は雨模様だったのだが、この日からは好天続きだった。やっと私の超・晴れ女の神通力が効いてきたようだ。

昼食は、鳥取名物づくし これは猛者エビ 劣化が早く県外不出なので一度食してみたかった
おなじみのどぐろ この他に白イカも


二十世紀梨のソフトクリーム お腹いっぱいなので小さいサイズ


馬の背頂上から振り返って この急斜面はすごくて私は降りるのはムリ
馬の背から日本海側
馬の背全景
砂丘センターで砂像 砂の美術館は見応えがあるのだが休館日だった

 戻ってきて、念願のラクダ・ライド(私の乗ったラクダちゃんは今回のキャッチ画像)。ラクダちゃんの背に乗ったところを、自分のスマホで撮ってもらう。昔は綱を引いて数分間歩いていたはずだが、今はやっていないようだ。数年前にドバイに行ったときには、疫病が流行っていて乗れなかった。ラクダに乗ることが売りのモロッコツアーには、ついぞ行けなかったがどうなっているのだろう。なお、家族に聞くと、昔、家族旅行で宮﨑に行ったときに、子どもだった私は嬉々としてラクダ乗り体験をしていたそうだが、本人は全く記憶にない。とにかく念願かなえてよかったわ。ラクダちゃんのお目目がとてもかわいかったが、背後に立つと蹴られたりするので前から廻りこんで乗るように、と言われた。その後、リフトに乗って砂丘センターへ。リフトから見る日本海と砂丘も絶景である。革細工のラクダちゃんのマグネットは、名前を彫刻してくれるというのでゲット。職場のロッカーにペタペタと貼っている戦利品のひとつとなった。また、ふだん眺めてはニヤニヤすることだろう。

リフトに乗ってます 低いところをゆったりと進む
リフトから砂丘と日本海
砂丘センター屋上から リフト乗り場と砂丘・日本海
砂丘センター 見晴らしの丘 正面から

 その後、浦富海岸を通って、今日のお宿、湯村温泉入り。今回のツアーは、観光地はしぼって温泉旅館ライフを満喫してほしいという趣旨らしい。「15時には入ってくださいと会社に厳命されています」と添乗員さんが行っていたとおり、日の高いうちにチェックイン。「夢千代の里」として有名なこの温泉と旅館、周辺の散策経路につき予習をしていたので、いざ出発と思ったが、旅館の方が見どころを案内してくださるという。荒湯で作る温泉卵も配給され、至れり尽くせりありがたいことである。荒湯にいき、卵を作っている間に夢千代像や、芸能人等の手形を見たりしていて、足湯のところでいったん解散。夢千代館へは任意参加であった。私はもちろん同行。私が若い頃に放送していた早坂暁原作、吉永小百合主演の「夢千代日記」(1981年・1982年・1984年三部作・NHK)は、大ヒットしたことは知っていたが、舞台となった湯村温泉のことは覚えていなかった。主人公が胎内被爆者だという暗めの設定に、当初予定していたロケ地が難色を示し、湯村温泉に話があったときにも反対の声があったそうだが、今回の旅館の当時の主人が推し進めて撮影が実現したとのこと。ツアーの前に、急ぎ第一部だけは観てきたが、中年になった吉永小百合はろうたけて美しかった。帰ったら、第二部、第三部も観てこの湯村温泉を思い出すことにしよう。

荒湯で温泉卵をつるす場所 番号を覚えておく
左が吉永小百合 右が早坂暁 吉永小百合の方はみんなが触るので光っている 他に川沿いには武田鉄矢のものなど
夢千代日記の説明


夢千代像 モデルは吉永小百合
荒湯の碑


夢千代館の入口
撮影当時の記念写真 右でふざけているのは樹木希林
吉永小百合が着た着物
同じく展示物


館前の夢千代の祈り 広島市が全面協力 平和を願い、灯火は消えないようにしている
舞台となった旅館の入口を模したもの
芸者さんたちの控えの間
ドラマでよく出てきた喫茶店
荒湯に戻ってきて よく映像に撮られるアングル
荒湯の説明
足湯にも入りました

 今回の宿は、旅行会社がSランクをつけるだけあって温泉旅館らしいゴージャスな雰囲気。食事も「美食」の名にふさわしく、目にも楽しい。シーズンオフということもあり、宿泊客が少なめでお風呂も堪能できた。これぞご褒美旅 !

目にも美しい前菜
但馬牛のしゃぶしゃぶ鍋


もちろん利き酒セット
会場の天井 席から
デザートは三段箱に入っている
部屋から見た温泉街
エレベーター内も美しく
朝食の和食膳も優美

   明日は、最終日。伊根の舟屋天橋立に向かいます。