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4人開示請求した結果。赤字?黒字?【5ちゃんねる】


はじめに

はじめまして。mitと申します。
5ちゃんねるで41個ヲチスレ(特定の相手を観察して批判・誹謗中傷するスレッド)を立てられている匿名ブロガーです。2023年2月から発信者情報開示請求をしており4名の情報が開示されている状況です。

開示請求をした結果、どういう結末になったのか。開示請求にかかった費用、回収できた慰謝料などをメインに書いていきたいです。

個別にどの発信者から何円回収できたか、などを書くことは和解条件的に難しいのですが、開示請求や示談交渉にかかった費用、最終的に全体として何円慰謝料を回収できたのか、は書いていく予定です。

どんな書き込みが開示され、示談に至ったのか、裁判に至ったのかなども。

特に金額の部分は興味本位ではなく情報を必要とするかただけに見ていただきたいと考えていますのでその部分はおそらく有料になります。申し訳ありません。

今後開示請求を考えている人の参考になれば幸いです。

自己紹介

自分のことをどこまで明かして書くかどうか悩んでしまいますが、問題なく話せるのは「匿名ブロガー」ですということ。

あとは誹謗中傷されていたメディアは5ちゃんねるです。

自分自身が匿名であると開示請求するのが難しいと言われたりしますが、書き込みが世界でただ1人、自分だけに向けられたものだと証明できるのであれば少なくとも情報開示「請求」をすることは可能であると思っています。

今後記事をいくつ書いていくかわかりませんが、最初に書いておかないといけないのは私は弁護士ではない素人なので法律的に間違ったことを書く可能性は大いにあります。ですので開示請求関係の疑問点や心配なことがある人は弁護士さんに相談するようにしてくださいね^^

属性

私の属性をもう一つ明かしておくと、子育てブロガーです。フォロワー数は3000人以上5000人未満。

開示請求のきっかけ

2023年1月頃。自分だけならまだしも子供や家族の人格を否定する書き込みや、虚偽の情報などの書き込みも目立ち始めていました。

決定打は学校と警察に通報され、先生にブログの存在が知られるだけでなく家にも警察がきたことが一つ。

なんの落ち度もない子供が虐待されているかのチェックのため身体を見られました。警察は家に2度来ています。

二つ目は家族のプライバシーを侵害しているような書き込みがされ出したこと。

ほっておいても事態は悪化するだけに思えたので開示請求を決意しました。

開示請求の流れ

あくまで私の場合になりますが、開示請求の流れを時系列で書いていきます。

プロバイダ責任制限法が改正されたことにより開示までがだいぶ早くなったのだろうなとは体感しています。

昔は1年以上開示まで時間がかかっていたらしいですが、請求者の立場からすると(おそらく発信者の立場からしても)開示されるかされないか待っている時間はやきもきするものなので、開示までの時間が短縮されたのは本当に素晴らしいことだと思う。

法律事務所選びは慎重に!

2023年1月末にプライバシー侵害、名誉毀損に当たると思われる書き込みをされたことをきっかけに開示請求を決意しました。

最初はその一人だけの予定でした。

まだ新手続き(発チ)の取り扱いを法律事務所がしていなかった関係で旧手続きで開示請求を進めていくことに。

開示請求を考えている方に言っておきたいのは複数の法律事務所に見積もりを依頼すべき、ということです。

引き受けてくれると言ってくれたことが嬉しくて即決したくなりますが、あらゆる金額が事務所ごとに数十万単位で異なるのできちんと吟味していく必要があります。

5ちゃんねるにIPアドレスの開示を求める 

2023年2月上旬にコンテンツプロバイダである5ちゃんねるに発信者のIPアドレスの開示を求める手続きをしました。

2月中にはIPアドレスが開示され、次にプロバイダに対して任意の開示請求をしました。断られたのは3月中旬頃だったでしょうか。

すぐにプロバイダに対して開示請求の訴訟をおこすつもりでしたが、匿名掲示板では相変わらず誹謗中傷に思える書き込みが止まりませんでした。

それを見て、他にも数人追加で開示請求していくことにしました。

追加で開示請求

追加で5つの書き込みに対してIPアドレスの開示を求める手続きを行なったのが5月中旬。

どなたもおっしゃることですが自分のスレをくまなく見るのに大きなストレスを感じました。

40近く自分に対する批判が書かれたスレがある私ですが、全てを読んでいるわけではありませんでした。おそらく全てを読めば心が壊れてしまったと思います。そういう内容でした。

5つの書き込みのうちIPアドレスが開示されたのは3つ。想定内の結果でしたが、5ちゃんねるに直接IP開示を求めるのではなく裁判所を通したらどんな結果になっていたのかは気になるところです。

発信者情報開示命令の申し立て

1人目は旧手続きで開示請求するつもりだったと書いていましたが、4人をまとめて新手続き(発チ)で開示請求を行いました。

なぜ旧手続きではなく新手続きで進めることになったのかは発信者との示談や裁判が終わったあとに書いていきたいと思います。

ちなみに発信者の特定には1人につき70万かかりますと言われた法律事務所もありましたが、そんなにはかからなかったというのはネタバレしておきます。

発信者情報開示命令(発チ)の申し立てをしたのは7月上旬。東京地方裁判所に対して申し立てすることが多くその場合はまとめて申し立てしていただけるので少し費用が抑えられることも多いのではないかと思います。

開示命令申立て→情報開示までの期間

1人目は意見照会書が届くとすぐに開示に同意。8月半ばに個人情報が手元に届きました。申し立てから1ヶ月半ほどですね。

2人目、3人目は意見照会書に同意しないと返答がありましたが、2回の期日を経て開示が決定。10月初めに個人情報が明かされました。申し立てから3ヶ月

4人目はイレギュラー。実はこの人が最初に開示請求を決意した書き込みをした「1人目」だったのですが11月末(書き込みから10ヶ月後)に初めて先方に意見照会書が届き、先方は開示に同意。つい先日(2024年1月20日前後)個人情報がこちらに届きました。個人情報の開示までに約1年かかったことになります。

開示請求の成功率

「開示請求の成功率」などを開示請求する前によく検索したものでしたが、私の場合は4つの書き込みの全てが開示されました。弁護士さんの見る目が確かだったのは間違いないところですが、実際プロバイダ責任制限法が改正されたことにより、開示割合は高くなっていたりして?と少し思う部分もある。

同じ日付に開示命令の申し立てをしても個人情報が開示されるまでの期間は様々です。書き込み内容や先方の反論にもよるかもしれないけど一番影響するのはプロバイダがどこか?というところだと私は感じました。

開示訴訟中の気持ち

なぜ書き込みから10ヶ月も経ったあとに意見照会書が届いた相手がいたのか、意見照会書で反論してきた人への気持ち、プロバイダに求めたいこと、IPアドレスの住所検索で出てくる住所と本当の住所についての感想などは下の記事に書きました。

損害賠償請求の流れ

発信者情報開示命令申立てを経て、4人の個人情報を得る事に成功しました。ここからは損害賠償請求について書いていきます。

示談成立と損害賠償訴訟に向けて

現状を書いておきますと開示した4人の内2名は示談が成立しています。

金額は個別には書けないですが、4人全員との交渉、裁判の結果何円かかり、何円回収できたか?の合計金額は書いて行く予定。後日開示になった書き込みは掲載したい。

ちなみに1人は示談決裂で裁判予定。残る1人は示談交渉中です。

発信者の方がネット上などで「示談にならなければ請求者は赤字」と言っているのをわりと目にしますが、請求者は高額示談を目的に開示請求したわけではないと思うんですよね。

もし高額示談が目的の請求者がいたらその金額で示談しなければ良いだけで

普通の請求者であれば赤字とかは気にせず提訴してくると思う。

赤字になれば請求者の負けと言うわけでもないのに…とは見ていていつも思うところです。

ただ発信者がいわゆる「無敵の人」の場合はもし裁判の結果賠償金の支払いが命じられたとしても払えない、となってしまうケースが多そうだから発信者が無敵の人だった場合はある意味負けかもしれない。

あとは請求が棄却されたら普通に負けですね。でも最後まで正々堂々と戦った結果であれば自分に関しては悔いがなさそうです。

早く終わらせたい気持ちにもなってきていますが4人が開示されて誰とも示談になってない時の精神的負担に比べれば今は心がだいぶ軽いですね。

でも4人開示請求した割には費用負担も重くないほうだと思っています。

4人開示請求した場合の費用、解決金

久しぶりの更新になりました(2024.3.29)。

4人中3人の示談が成立。1人はこれから裁判になりますが、4人開示請求した結果かかった費用の合計(内訳)、回収した解決金の合計(内1件の解決金の金額)を書いていきます。

開示された書き込みがどのようなものであったかは後ほど追記するか、別記事に書いていきたいです。

4人開示請求をしてかかった費用、回収した解決金は…

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