三鷹跨線橋の記憶と記録を残そうプロジェクト

94年の歴史の幕を閉じ、2023年12月に解体が始まる三鷹跨線橋の記憶と記録を残すプロ…

三鷹跨線橋の記憶と記録を残そうプロジェクト

94年の歴史の幕を閉じ、2023年12月に解体が始まる三鷹跨線橋の記憶と記録を残すプロジェクトを始めました。記念書籍の完成を目指し、公式note上で記事を公開いたします。

最近の記事

2年3カ月、毎日同じ場所から三鷹跨線橋を撮り続けた出版社社員の記憶。

   94年間に渡って地域に愛された三鷹跨線橋(愛称:陸橋)が、ついにその生涯を閉じました。  2年前にJRが告知した撤去工事が、2023年12月11日より始まったためです。橋の南北にある階段の入り口は閉鎖され、もう橋を渡ることはできません。  2023年12月15〜17日には、事前予約制の「渡り納め」イベントが三鷹市の企画として開催され、4,000人超の応募があったそうです。  跨線橋そのものは姿を消してしまいますが、人々の心に残る風景や思い出は、色褪せることはないでしょ

    • 「親子で楽しむ鉄道イベント 〜みたか跨線橋ありがとう」開催

       2023年11月26日(日)に開催された「親子で楽しむ鉄道イベント 〜みたか跨線橋ありがとう」。三鷹市民で経営コンサルタントの疋野輝紀さんによって企画されたイベントです。  午前中は寒空に霧雨というスタートでしたが、午後になると雨が止み、跨線橋には徐々に人が集まってきました。  イベントを知ってきた方も、知らずに来た方も。みなさんの跨線橋の思い出を聞きました。 <イベントに参加していた人たち、その日に跨線橋を訪れた人たちのお話> ●木所聡さん ふらっと立ち寄りたくなる

      • グッド・バイ、跨線橋〜「今までありがとうと言いたかった」疋野輝紀さん

         2023年11月26日(日)、三鷹跨線橋のたもとで、「親子で楽しむ鉄道イベント 〜みたか跨線橋ありがとう」が開かれました。  主催したのは疋野(ひきの)輝紀さん。三鷹市の下連雀で地域活動を積極的に行っているひとりです。イベントを企画した思いについて、疋野さんにお話を聞きました。 【疋野さんのお話】  僕はもともと、(NPO法人みたか市民協働ネットワークが主催している)三鷹「まち活」塾の第5期卒業生です。三鷹の街が好きで、「まち活」の卒業生と、ボランティアの地域活動を積

        • 三鷹跨線橋の記憶と記録を残そうプロジェクト、始めます。

           JR三鷹駅を西に400メートルほど進んだ線路にかかる跨線橋(こせんきょう)の解体が始まる日まで、残りわずかとなりました。  通称・三鷹跨線橋ーー正式名称は「三鷹跨線人道橋」といい、昭和4年(1929年)に当時の鉄道省が電車庫を建設した際に、線路をまたいでの人の通行のために設置したものです。  人間にたとえるなら御年94歳。サビで剥がれた塗装が醸す紋様や、角のとれた石混じりの古いコンクリートの階段が、長い年月を耐えてきた味わいと迫力を醸し出しています。  中央線や東西線な

        2年3カ月、毎日同じ場所から三鷹跨線橋を撮り続けた出版社社員の記憶。