どんなに忙しくても、私が私を「満たす」ことにこだわる理由。

私は常に心がけていることがあります。
どんなに仕事や育児や家事が忙しくとも

私自身を「満たす」を意識している、ということです。

私の考える「満たす」の軸はは、二つ。

「自分を先に整える」

「自分の好きなことや楽しいことを諦めない、後回しにしない」

これは、ある経験をしてから、強く意識するようになりました。

それは、長女の出産後。
産後は、ホルモンバランスが崩れて、精神的に不安定になっていました。

厄介なのは、その時は自分が不安定になっている、という「当事者意識」が無いこと。

赤ちゃんの世話や日々の睡眠不足でクタクタなはずなのに、
周りに甘えたり、素直にヘルプを出すこともなかなか出来ず、
「母だから頑張らなきゃ・・」と思い込んでいる。

お風呂上がりに化粧水を付けたり、水分補給をしたいけど
赤ちゃんのお世話で全て後回し。これが当たり前。

でも、、
優しく手を差し伸べてくれる周りの人ですら、みんな敵に見えてくる。
夫婦仲も悪くなり、子どもにもイライラして笑顔でいられない。
マイナス思考になり、自分のことは後回しで、被害者意識が強くなる。

「母だから子どものことちゃんととしなきゃ」
「嫁だから、家事もちゃんとしなきゃ」

今だから思います・・・
ちゃんと、ってなんだよ?
嫁、妻、母と役割が増える中で、いつの間にか
いい嫁、いい妻、いい母であるために、ちゃんとしなきゃ、と
自分を蔑ろにして、自分を後回しにして、
自分を忘れてしまっていたような感覚になりました。

音楽が大好きで、学生時代からずっとやってきた私ですが、当時の私は
子どもと一緒に手遊びをすることや歌を歌うことすら
笑顔で出来ていませんでした。そしてそんな自分に落胆していました。

そんな日々が続き、育休が終わろうとしていた頃、

慣らし保育の時に、初めて子どもと離れた時間ができました。


その時間で、「私は自由だ」と気づきます。

そして
私は、音楽のことを思い出し、楽器を手にします。

学生時代から社会人になってもずっとやってきた音楽。演奏活動。

出産してから、音楽をすることを半ば諦めていました。
いや、勝手に「出来ない」と諦めていました。

久しぶりに演奏をすると、自分が自分に戻っていく
ような感覚になり、
自然と子どもや家族の前でも笑顔になれました。

そうだった、私はこの時間が必要なんだった。
そして、私が笑顔であること周りにも伝わるんだ、と気がつきます。

そこから、仕事、育児で忙しい合間に
演奏活動をするようになり、二人目の育休の時には
「ママでも好きなことやろう、楽しんでいいんだよ」
のメッセージを伝えたいと思い、赤ちゃんと参加できるコンサートを企画するなど
活動の幅をどんどん広げていきました。

日常生活でも、子どものことも大事だけど、
自分をまずは整えてからの方が
笑顔で楽しく育児ができるということ、

その方が子どもにとっても、家族にとっても良い。

母はどうしても、子ども優先になってしまうので、
「自分を満たす」と意識をしておくことが大事だということもわかりました。
自分のご機嫌をとる時間やご褒美の時間、好きなことをする時間、、
私の場合は「音楽をする」ことが「自分を満たす」ことにつながりました。
人それぞれ、自分が「満たされること」は違うと思います。
それを見つけるところからスタートかもしれません。

自分が満たされていれば、周りにもそれが伝播していく。

全ての人が、まずは

自分を大事にしてほしい

自分のやりたいこと、大好きなこと、を諦めたり、
後回しにしないで欲しい。

このメッセージはこれからも伝え続けていこうと思っています。


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