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私が身だしなみの指導が嫌いな理由。


今日はなぜ、私は「身だしなみを指導することが苦手なのか」
ということを綴ってみます。

私の業種は「ホテル業」

身だしなみ規定がとても厳しいです。

髪の毛は黒髪。
髪の毛は基本的にたれると後ろで結ぶ。後毛はだめ。
長い場合はシニヨンというお団子スタイルにして毛束は見せてはいけない。
爪は短く切って、ネイルはベージュやピンク系。
マツエクやつけまつげ禁止。
でもノーメイクはご法度。
前髪は流すか止めて眉毛を出して表情を見えるように・・
他もっとあります。
とにかく!細かいです。

そして、私は社内講師として新入社員などの研修をする立場なので
この身だしなみについて仕事柄厳しく指導しなくてはならず、
とても苦手意識があります。

この育休中、しばらくお仕事をしないので、久しぶりに私自身、
髪の毛を明るくインナーカラーを入れてみたり、
出産前にマツエクも初めてやってみました!
(出産した時ってしばらくノーメイクなので、マツエクしているだけで写真に撮られても嫌ではなかった♪)

久しぶりに自分の見た目を変えることで、気分も明るくなり、人に会いたい、出かけたい、
という楽しい気持ちにもなりました。

これってすごく大事な気持ちの変化なのではないかな、と思いました。

そう考えた時に、私は仕事で接遇の指導などをするときの
「身だしなみ指導」がとても苦手に感じていることが繋がっていると気づきました。


身だしなみを整える、ってどういうことなのか。。


それは相手にとって「好印象」を与えるため、「安心感」を与えるためのもの
ということは私自身理解出来ていますし、

例えば寝癖で髪の毛がボサボサのスタッフがいたら、

ストッキングが破れているスタッフがいたら、

これはビジネスの場で相手にとってどういう印象を持たれると思う?と問いかけることができます。

でも、少し髪の毛が少し茶色いとか、
ネイルに少しパールが入っているとか、
ナチュラルなマツエクをしているとか、
正直全体的に「清潔感」があるのに「規定に違反している」というスタッフを見かけると
「規定違反だよ」と指導をするのを躊躇ってしまう自分がいました。

だって、そのスタッフは全体的に「身だしなみとしては整っている」から・・

会社としては、皆同じメイクで同じ髪型をしていた方がお客さまに安心感を与えられる、
そして規定は厳しめにしないと統率が取れないのだなということはよくわかります。
業界的に、接客業ですので身だしなみが重要であることも。

もう少し深く考えると、
仕事として割り切って指導すれば良いのだと思いますが、
私には「自己一致」していない部分があって苦手だったことが分かりました。

その理由は二つあります。

1、「その人らしさや個性を大事にしてあげたい」という自分がいるからです。

少し髪の毛を明るくするだけで職場に行きたい気持ちになるならそのほうがいいし、
ネイルをすることでモチベーションが上がるならその方がいい、
私は本当はそういう考え方です。

自分のご機嫌を良くする方法が「ネイルをすること」であれば、
それが会社で禁止されている人はとてもモチベーション低く日々を過ごさなくてはなりません。

窮屈に仕事をすることになってしまいます。

それが果たして良いのでしょうか。パフォーマンス高い仕事ができるでしょうか。

2、「身だしなみは本人が直すしかないから」

上司や先輩にいくら注意されても、本人が自覚して「直そう」と思わない限りは直せないことです。
他の仕事であれば代わってあげることも可能かもしれません。
もし髪の毛を綺麗に整えてあげても、
本人が「直そう」と思わない限りは次の日には戻っているに違いありません。

なので「規定違反だから直してね」という理由だけでは私としては
相手が「気づき」を得るには弱いと思っているからです。

身だしなみとおしゃれは違う。

でも、仕事の時間が大半をしめる社会人としては、仕事のパフォーマンスを上げるために
個性を出していくことも「アリ」なのではないかな。と思う、
今日この頃です。

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