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2021年母さん要介護2になる

いやはやお世話になりました。2021年。
看取りケアパートナー講座の一環もあり、自分のことを発信していこうと当初意気込んでいた2021年でしたが、そんな生易しいものでもありませんでした(笑)仕事と生活とそして母さんと。

221年9月29日母さんと通院

介護付き有料老人ホーム(その1)→入院→2020年4月特別養護老人ホーム→2020年12月新たな介護付き有料老人ホーム(現在)と住まいを移した母さんでした。
新たな老人ホームで1年。
なんと母さんは要介護5から要介護2にまで回復しました。
自立歩行はできませんが、車椅子を自走させ、自分でつかまり立ちを駆使してトイレに行けるようになり、ベッドに移乗することもできるようになりました。その自信に満ち溢れた顔よ。
ホームの方々のケアあってのことで、本当に感謝です。

さて、8月の通院の際、母さんは大事そうにくれたものがこれ。さてなんでしょう。

通院は相変わらずで、なにがしか血液検査にひっかかったり、新たな症状があったりで、月1くらいと見込んでいた通院同行は、下手すると月4レベルで発生。(ホームの嘱託医にかかればそれもないのだが、母としてはそれは満足のいくものでもなく、医者に通うということがコロナ下において外出をするいい理由付けとなり長時間面会するすでにもなってもいるのだった)
ホームに行く、ホームから病院に行く、受診する、ホームに戻る、ホームから帰宅するで概ね9-17時コースが全部潰れるというのはブローのようにジワジワきいたりはしました。当の本人は、切迫した体調不良というのではないのが救いだろうか。朝12錠薬を飲んでる母さんであります

母さんは老人ホームでは若手なので、同じフロアの同期生の同行を事細かに報告してくれ、ああ、ホームに住まう当事者の方の間ではこんなやり取りが繰り広げられているのかと。(そのうち書きます)
さらに、過去、別の施設で職員さんからこう言われて辛かったと言った告白があったりと。
その身になってみないとわからないことあるのだなと。

さて、一方では
先日、今年最後の通院同行をしてる道中で、母さんがイヌのケンタにポテトチップあげたりサバみそ缶詰食べさせたりして、ケンタがふらふらになったことあったよねと話したら、私はそんなことは絶対していないと断固否定。すっかり記憶が抜け落ちているのを知って呆としてしまったのでした。
私の子ども時代の話をしていても、母にとってつらかったかもしれない私の言動などは本気で忘れていることがあるようなんですよね。
深刻ではないにしても、安定安心変化のない毎日を過ごし、何もかもお任せしまあすと手放す姿勢を示してしまった母さんは、その引き換えに、日に日にいろいろなことも手放して、こびりついた悩みやこだわりや苦悩も溶かしていって、あちら側に向かう準備を始めているのだなと感じるところがあるのです。

母さんは、母さんだけども、昔のお母さんではない。
なんだか寂しいようななんともいえない気持ちはあります。


老人ホームの夏祭りでもらったという水風船だったよ!

そういいながら。
母さんに毎日とってる新聞の古新聞を掃除で使うから分けてと頼んでみると、通院同行で会う時にはしっかり古新聞を用意しておいてくれていて(これがカバンいっぱいになるほどでなかなか重量があるのではあるが)。
それで、これはあんたにと、校閲担当者が文章を添削するコーナーをより分けておいてあって、文章を書く仕事なんだから参考になるだろうとくれたりする。

親ってありがたいよね。

自分の人生ですら、だんだん終わりを考えたりする年代になってきて。
先を行く母さんの背中を追ってるわけで。

限られた人生の時間の中で、
母さんとの時間を大事にしたいと思う、2021年12月大晦日でした。

おかしなネタはいっぱい仕入れたので、来年もボチボチ残していきます。
付き合っていただけたら幸いです。

ねこもびっくりだったよ

大事な時間を。
良いお年をお迎えください。

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