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希菜子の偏愛|140文字小説

人が集まる家族の行事すらも餅のためにあると思っていた。

各所から集められた贈答用菓子の中から餅を使った菓子を探し出し、嬉々としながら頬張っていたらしい。

機械が鳴って蓋を開けるよう促される。

つぶつぶの餅米が、小さな羽で少しづつ滑らかに変化してゆく様子をみながら、喜びを噛み締めていた。


【あとがき】


ゴールデンウィークから続けみた、喜怒哀楽をテーマにした140文字小説はここでいったんおわり。

寝落ちて、24時を過ぎてしまったのでまた毎日投稿が途切れてしまった…。

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