Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第28話
そういえば何も食べてなかった。そう思うとお腹が鳴った。ドアを開けると朝の弁当の横に昼の弁当が並んでいた。弁当を持ってテレビの前に座る。空っぽになった胃袋にまず水を流し込んだ。
充実感が体を包んでいる。コロナに感染したからここにいるが、コロナの影響はほぼなかった。解熱剤で熱はすぐに下がったし、咳とのどの痛みが残っているが、具合がわるくなるような症状はほぼない。
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