西宮 光夏 小説のお部屋!

小説をこよなく愛する物書きです。楽しい日もあればつらい日もありますよね。私もそう。1人…

西宮 光夏 小説のお部屋!

小説をこよなく愛する物書きです。楽しい日もあればつらい日もありますよね。私もそう。1人になりたい、そんな時はこの部屋でゆっくりしていってください。この部屋には色々な物語を置いてます。少しでも安らいでいただけたら幸いです。連絡先:mitsuka.n0707@gmail.com

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  • ほんわか小説

    ふとしたことがきっかけで「パンダ娘」のニックネームをつけられた千尋の新しい出会いを描いた「パンダ娘の憂鬱」他、思わず笑ってしまいそうなショートショート小説を掲載しています。

  • はるぼんを追いかけて!

    小学1年生からサッカーを始め、中学時代は都内の強豪クラブチームに所属していたはるぼん。高校生になった現在、サッカー部から都内の競合クラブチームに完全移籍し、初ゴールも決めました。はるぼんのサッカーライフを追いかけます!小学生時代の活躍はこちらhttps://harubon-7.themedia.jp/

  • 頑張れ!ダイヤ君

    Jr.ユースのサッカークラブで地域リーグの優勝を目指し、毎日練習に励むダイヤ君。コーチの熱血指導のもとで頑張る選手たちの成長を描く140文字の物語です。

  • 音のない詩(うた)たち

    曲のついていない詩を掲載しています。

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貞子パーティ 【ショートショート】

貞子パーティ モヤに包まれていた会場だったが、午前10時になると、待ってましたとばかりに日が刺してきた。海岸の空気は一気に温まり、太陽が笑いかけている。 「晴れてよかったよ」 「そうね、でも私には合わないかも」 ジェイソンの言葉に、貞子が暗い顔をした。 「そんな顔するなよ、俺が楽しい日にしてあげるよ」 そう言ってジェイソンがクーラーボックスから肉を網の上に広げていく。 「そう?じゃあ今日はジェイソンが肉焼いてくれる」 「当たり前だろ、まかせろや」 4月の半ば

    • 夢と夢 【ショートショート】

      夢と夢 クモがこっちを見ている。大きさは5ミリくらいで体の色は黒いが、目が虹色だ。きれいだ。どれが目でどれが他の器官なのかはよくわからないが。やさしいクモらしく、何もしない。このまま動き回っていればかわいいものだ。 人を落とし込めて、何を考えているかもわからない者が多いこの世の中。俺は普段の生活にいいかげんうんざりしていた。 会社は決して悪い待遇ではないが、社内の敵は無謀にも俺に挑戦してくるから、とんでもない。俺が勝つのはわかっている、なぜかというと、なんてったって俺は

      • 3月のNOTE実績と反省

        3月のNOTE実績と反省です。 まずは今年の目標の確認から。 今年の目標 1.毎日執筆と読書をする 2.最低でも週に一度は映画を見る 3.週に一度はスポーツ観戦をする 4.年間で6つの小説公募に応募する 5.愛について考えて発信する 6.投資について考えて発信する 7.美味しいものを追求する ここで変更があります。 6.投資について考えて発信する は目標から削除いたします。 理由は小説執筆の負担になっていることと、やっていて楽しくないから です。 よって目標は6

        • Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 最終話(都合により4月9日に2話以降がほとんど有料になります)

          これで本当にいなくなるんだ。思いが体中を駆け巡った。 初めて友人の死を実感していた。必死で霊きゅう車のあとを追いかけた。涙があふれだしてきた。ケンシが亡くなって初めて大量の涙があふれた。 追いつかないと思うと足が重くなり、ユウキは道に座り込んだ。 「ユウキ、つらいな」 振り向くとニシカワが肩で息をしながら立っていた。目は充血し顔が涙で濡れている。 ニシカワが手を差し伸べた。ユウキが握り返す。立ち上がって2人で霊きゅう車を見ながら、涙が枯れるほど泣いた。 “ユ

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        貞子パーティ 【ショートショート】

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        • ほんわか小説
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        • はるぼんを追いかけて!
          10本
        • 頑張れ!ダイヤ君
          70本
        • 音のない詩(うた)たち
          10本

        記事

          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第29話

          お湯に体を沈める。感情がなくなっていた。水面に天井の照明が浮かんでいる。頭まで沈みお湯の感覚を確認した。今日の出来事を整理していると、3時くらいに息が苦しくなったことを思い出した。あれはケンシの苦しみだったのかもしれない。ケンシが呼んでいたのかも。ケンシの顔を思い浮かべると自然に涙が流れた。ケンシはなぜか笑っていた。 葬儀は1週間後に行われた。ユウキは葬儀の3日前にホテルから寮に戻ることができた。 部屋に戻るとコウタたちが成り行きを説明してくれた。話をするたびに皆泣いて

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          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第29話

          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第28話

          そういえば何も食べてなかった。そう思うとお腹が鳴った。ドアを開けると朝の弁当の横に昼の弁当が並んでいた。弁当を持ってテレビの前に座る。空っぽになった胃袋にまず水を流し込んだ。 充実感が体を包んでいる。コロナに感染したからここにいるが、コロナの影響はほぼなかった。解熱剤で熱はすぐに下がったし、咳とのどの痛みが残っているが、具合がわるくなるような症状はほぼない。

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          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第28話

          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第27話

          「ああ、この前キスした」 「え?」 思わずケンシを二度見した。 「嘘だよ。時々二人で買い物にいってるよ」 「冗談もほどほどにしろよ」 「あははは、じゃあ来週誘うからな」 夏休み前の晴れた土曜日は近所の海岸で昼寝したり、泳いだりするのがケンシ達グループの楽しみだった。そうはいっても、この辺りは遊泳禁止のため、泳ぎはそんなに楽しめないから、メインは唐揚げやピザを買って行って、寝転びながら飲食を楽しむことだった。 ユウキが一足遅いコロナウィルスに感染したの

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          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第27話

          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ  第26話

          第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話 第12話  第13話 第14話 第15話 第16話 第17話 第18話 第19話 第20話 第21話 第22話  第23話 第24話 第25話

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          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ  第26話

          2月のNOTE実績と反省

          2月のNOTE実績と反省 遅くなりましたが、2024年2月のNOTE実績と反省です。 まずは今年の目標の確認から。 今年の目標 1.毎日執筆と読書をする 2.最低でも週に一度は映画を見る 3.週に一度はスポーツ観戦をする 4.年間で6つの小説公募に応募する 5.愛について考えて発信する 6.投資について考えて発信する 7.美味しいものを追求する 毎日読書と執筆。愛と投資に続き、小説をSNSで配信はじめました。 2月は文芸社のNEO文学賞に投稿予定でしたが、しません

          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第25話

          第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話 第12話  第13話 第14話 第15話 第16話 第17話 第18話 第19話 第20話 第21話 第22話  第23話 第24話 「おいユウキこれわかるか」 「これは去年やったやつですよ、これくらいわかります」 最近成績が落ちているからか、数学を教えている山辺がやたらと自分にかかわってくる。大学に行かないと決めてから、あっという間に成績が落ちた。なんとかごまかしながら授業を受

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          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第25話

          1月のNOTE実績と反省

          1月のNOTE実績と反省 遅くなりましたが、2024年1月のNOTE実績と反省です。 まずは今年の目標の確認から。 今年の目標 1.毎日執筆と読書をする 2.最低でも週に一度は映画を見る 3.週に一度はスポーツ観戦をする 4.年間で6つの小説公募に応募する 5.愛について考えて発信する 6.投資について考えて発信する 7.美味しいものを追求する 毎日の執筆と読書はなんらかの形で行いました。 愛と投資についての発信はSNSで毎日行っています。 2月は1作品投稿予定で

          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第24話

          第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話 第12話  第13話 第14話 第15話 第16話 第17話 第18話 第19話 第20話 第21話 第22話 第23話 「何が見えたんだ」 皆でコウタの顔を覗き込む。 「おはらいをしてた」 「おはらい?」 「ああ、ホラー映画みたいに十字架を寝ている小島に向けて何かお祈りをしていた。でも小島が」 「小島がどうしたんだよ?」 「小島が暴れてた」 「暴れた?」 そう言

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          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第24話

          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第23話

          第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話 第12話  第13話 第14話 第15話 第16話 第17話 第18話 第19話 第20話 第21話 第22話 「わかった、とりあえずユウキのところに12時半に集合しよう」 「りょーかい」 ニシカワの一言で皆が賛成した。 「少し怖いけど、確認しないとずっと続くことになるからな」 さっきまで懐疑的だったコウタも賛同した。 次の日もユウキとケンシは毎日のルーティンをこなした。朝

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          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第23話

          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第22話

          第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話 第12話  第13話 第14話 第15話 第16話 第17話 第18話 第19話 第20話 第21話 「おい、待ってくれよ。待ってくれないと自転車乗るぞ」 走るのが遅いくせに、ケンシは自転車を出してくる。 「もう自転車はないだろ、とりあえずここまでこいよ」 汗がTシャツを濡らして肌が透けている。6月末の早朝はすでに夏だ。太陽の光が体中に刺さっている。 ユウキとケンシはルーティ

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          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第22話

          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第21話

          これまでのあらすじ 東京都の小島に建てられているひまわり学園中高一貫校。毎年東京大学に40名ほどが進学する有名進学校だ。 6学年で1,500名の大所帯。生徒の約8割が寮生活をしている。寮付きの進学校とだけあって全国から優秀な生徒を獲得している。 今年高校2年になったユウキたちは、勉強だけでなく遊びも堪能していた。 それまで学年1位の成績だったユウキの成績が振るわなくなってきていた。本人は大学に行かない選択をしようとしていた。 ユウキの親友であるケンシが連休を利用して熱海

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          Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第21話

          あけましておめでとうございます。2024年の目標

          2024年の目標 あけましておめでとうございます。 光夏です!皆さま起きてますでしょうか!( ´∀` ) 新しい年がスタートしました。皆さまの今年の目標はどのようなものでしょうか?何を勝負されますか?何を継続されますか?継続は力なり、と野村克也さんが言ってました。野村監督の言葉を思い出すたび、頑張らなければ、と思ってしまいます。 立てた目標は1年間継続できるように頑張りましょう! 私の今年の目標は以下の通りです。 1.毎日執筆と読書をする 2.最低でも週に一度は映

          あけましておめでとうございます。2024年の目標