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Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 最終話(都合により4月9日に2話以降がほとんど有料になります)
これで本当にいなくなるんだ。思いが体中を駆け巡った。 初めて友人の死を実感していた。必死で霊きゅう車のあとを追いかけた。涙があふれだしてきた。ケンシが亡くなって初めて大量の涙があふれた。 追いつかないと思うと足が重くなり、ユウキは道に座り込んだ。 「ユウキ、つらいな」 振り向くとニシカワが肩で息をしながら立っていた。目は充血し顔が涙で濡れている。 ニシカワが手を差し伸べた。ユウキが握り返す。立ち上がって2人で霊きゅう車を見ながら、涙が枯れるほど泣いた。 “ユ
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